[臨時 2022年7月8日]令和4年度鈴鹿市一般会計補正予算(第3号)
本日は、新型コロナウイルス感染症対策として実施してまいりたいと考えております補正予算案につきまして説明しますので、よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症に関しまして、全国的に新規感染者数が増加傾向に転じており、感染の再拡大も懸念される中ではございますが、行動制限が緩和され、ウィズコロナ、アフターコロナへと社会経済活動を活性化する流れにあります。
三重県内においては、新規感染者数の増加傾向に伴い、病床使用率も上昇傾向にあり、本市におきましても、依然として一定数の新規感染者の方が報告される状況でございます。
このため、「『三重県指針』ver.16」による感染防止対策の取組の継続をお願いしながら、「人との距離の確保」「マスクの着用」「手指衛生」「換気」など、基本的な感染防止対策は変わりませんが、屋外で距離が取れる場合や距離が取れなくても会話がほとんどない場合ではマスクは不要であるなど、場面に応じ、適切な対策の実践を市民の方にお願いしております。
ワクチン接種について、引き続き3回目接種の推進を行いつつ、4回目接種については、7月11日からは、個別接種も開始し、接種対象となる方に対しまして、本格的に開始してまいります。
このような状況の中、国におきまして、コロナ禍における「原油価格・物価高騰等 総合緊急対策」が、本年4月26日に閣議決定され、新型コロナウイルス感染症対応 地方創生臨時交付金のコロナ禍における原油価格・物価高騰対応分などがが追加交付されることとなりました。
これを受けまして、コロナ禍において原油価格・物価高騰等よる市民生活への影響も懸念されますことから、追加交付があった地方創生臨時交付金を活用し、市民および事業者の方への支援策を早期に実施することにより、経済的負担を軽減し、市内経済の活性化にもつなげるため、7月臨時議会の開会をお願いし、補正予算を提案させていただく旨を、本日の議会運営委員会で説明させていただきました。それでは、提案議案の補正予算額について、説明申し上げます。
議案第36号「令和4年度鈴鹿市一般会計補正予算(第3号)」につきましては、歳入歳出それぞれ8億3,689万2,000円を増額するものでございます。
これにより、補正後の一般会計の総額は706億3,992万2,000円となります。
今回の補正予算は、「1新型コロナウイルス感染症対策」として、(1)生活支援策として、7億3,843万円、(2)経済対策として、9,846万2,000円、総額8億3,689万2,000円を計上しております。
それでは、各事業について、説明いたします。
対策の1つ目は、生活支援策でございます。
まず、「生活支援策 その1」としまして、住民税均等割のみ課税世帯に対する臨時特別給付金で予算額は2億円でございます。
国の制度による住民税非課税世帯等への臨時特別給付金の給付対象とはならない低所得者世帯の方を対象に、物価高騰等による経済的な負担の軽減を図るために、本市の独自事業として、住民税均等割のみ課税世帯に対する臨時特別給付金事業を実施するものでございます。
内容につきましては、令和4年7月1日を基準日として、令和4年度分 個人住民税の均等割のみ課税の世帯で、基準日から申請日まで引き続き本市に居住している世帯に、臨時特別給付金5万円を給付するものでございます。
給付世帯数は、約3,700世帯を見込んでいます。
事業の詳細につきましては、本日お配りしました予算資料「令和4年度 鈴鹿市一般会計補正予算(第3号)総括」の5ページと6ページをご参照いただければと思います。
次に、「生活支援策 その2」としまして、障がい者生活応援事業費で予算額は5,682万3,000円でございます。
高齢者・障がい者・子ども生活応援事業としまして3つの予算事業を一体的に実施するものですが、物価高騰等の中、高齢者・障がい者・子どもの方の生活を応援するため、一人当たり5,000円分のギフト券を配布するものでございます。
一つ目の障がい者生活応援事業につきましては、令和4年7月1日時点で、障害者手帳を所持している方で、かつ、本市の住民記本台帳に記載されている方を対象としまして一人当たり5,000円分のギフト券を配布します。
配布対象は、約10,000人を見込んでいます。
事業の詳細につきましては、「総括」の7ページをご参照いただければと思います。
次に、「生活支援策 その3」としまして高齢者生活応援事業費で予算額は3億28万5,000円でございます。
令和4年度末時点で65歳以上の方、つまり、昭和33年4月1日以前に生まれた方、かつ、本年7月1日時点の本市の住民基本台帳に記載されている方を対象としまして、一人当たり5,000円分のギフト券を配布します。
配布対象は、約53,000人を見込んでいます。
事業の詳細につきましては、「総括」の8ページをご参照いただければと思います。
次に、「生活支援策 その4」としまして子ども生活応援事業費で予算額は1億8,132万2,000円でございます。
本年4月1日時点で18歳未満の方、つまり、平成16年4月2日以降生まれの方、かつ、本年7月1日時点で住民基本台帳に記載されている方と7月2日から来年2月28日までに、新たに、本市の住民基本台帳に記載された出生児の方を対象に、一人当たり5,000円分のギフト券を配布します。
配布対象は、約32,000人を見込んでいます。
事業の詳細につきましては、「総括」の9ページをご参照いただければと思います。
高齢者・障がい者・子ども生活応援事業につきましては、対象となる方に、8月以降、子どもの方から順次、事業案内の通知とギフト券を発送します。
続きまして、対策の2つ目は、経済対策でございます。
まず、「経済対策 その1」としまして、特産物振興費で予算額は2,560万円でございます。
「施設園芸業・茶業 燃油価格高騰緊急対策事業」として実施するものでございまして、内容としましては、経営費に占める燃料費の割合が高く、燃油価格の高騰の影響を大きく受ける施設園芸業および茶業の事業者を対象に燃油価格高騰分の一部を補助するものでございます。
補助内容は、燃油価格高騰分として算出した単価に購入数量を乗じた金額の4分の1以内とし、補助額の上限を100万円としています。
対象は、本市に住所がある個人および本市に主な事業所を置く法人の事業者としています。施設園芸業については、加温栽培を行う事業者で、茶については、茶加工を行う事業者です。
対象期間については、施設園芸業は、本年10月から来年2月まで、茶は、本年4月から10月まで、としています。
事業の詳細につきましては、「総括」の10ページをご参照いただければと思います。
次に、「経済対策 その2」としまして、畜産振興費/畜産経営支援事業費で、予算額は6,156万2,000円でございます。
「畜産業 飼料価格高騰緊急対策事業」として実施するものでございまして、内容としましては、配合飼料価格の異常な高騰が続き、経営が厳しくなっている畜産事業者を対象に、配合飼料価格高騰分の一部を補助するものでございます。
補助内容は、配合飼料価格高騰分として算出した単価に購入数量を乗じた金額から価格安定基金補てん額を除いた額の4分の1以内とし、上限を300万円としています。
対象は、本市に住所がある個人および主な事業所を市内に置く法人の事業者で、三重県 配合飼料価格安定基金協会などが実施する配合飼料価格安定基金制度の令和4年度 配合飼料数量契約がある事業者です。
対象期間は、令和4年度第1、第2四半期の4月1日から9月30日までとしています。
事業の詳細につきましては、「総括」の11ページをご参照いただければと思います。
最後に、「経済対策 その3」としまして、水産業振興事業費補助で予算額は1,130万円でございます。
「漁業燃油価格高騰緊急対策事業」として実施するものでございまして内容としましては、同じく経営費に占める燃料費の割合が高く、燃油価格の高騰の影響を大きく受ける漁業者を対象に、燃油価格高騰分の一部を補助するものでございます。補助内容は、燃油価格高騰分として算出した単価に購入数量を乗じた金額の4分の1以内とし、補助額の上限を100万円としています。
対象は、鈴鹿市漁業協同組合の正組合員の方です。
対象期間については、本年4月から来年2月まで、としています。
事業の詳細につきましては、「総括」の12ページをご参照いただければと思います。
以上、今回の補正予算案に係る新型コロナウイルス感染症対策の事業を対策別に説明させていただきました。
なお、財源につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の国庫支出金および財政調整基金繰入金を充当しております。
以上が、7月15日に開会の7月臨時議会に提案いたします補正予算の概要でございます。
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