[臨時 2022年8月22日]令和4年度鈴鹿市一般会計補正予算(第4号)
新型コロナウイルス感染症に関しまして、全国的にオミクロン株BA.5の新規感染者数が急激に増加し、三重県および本市におきましても同様の状況にあり、予断を許さない状況の中で、「『三重県指針』ver.16」による感染防止対策の取組を継続しながら、適切な対策の実践を市民の方にお願いしております。
今回の補正予算案では、地方交付税等の増収が見込まれますことから、臨時財政対策債の借入額を減額することにより、総額の調整を行うとともに、保育所等における新型コロナウイルス感染症対策、および応急診療所の診療・検査体制の整備など、市民の皆様の安全安心な暮らしを守るため、また、小学校の教育環境の充実に向け、早急に実施する必要がございます事業を重点とした提案をさせていただきました。
それでは、提案議案の補正予算額について、説明申し上げます。
議案第37号
「令和4年度 鈴鹿市 一般会計 補正予算(第4号)」につきましては、歳入歳出それぞれ3億5,163万円を増額するものでございます。これにより、補正後の一般会計の総額は709億9,155万2,000円となります。
今回の補正予算は、「1 新型コロナウイルス感染症対策に係る経費」として、16事業9,323万5,000円を計上しており、内訳といたしましては、(1)感染症拡大防止策13事業、8,391万6,000円、(2)生活支援策3事業、931万9,000円となっております。
次に、「2 その他の事業費の増額補正」として、11事業、2億5,839万5,000円を計上しております。
それでは、各事業について、説明いたします。
対策の1つ目は、感染症拡大防止策でございます。
まず、「1 子育て支援施設での感染症拡大防止」、12事業、6,260万円でございますが、子育て支援施設での感染防止に要する経費について、市立保育所、子育て支援センターなど公立施設の増額、および私立保育所、認定こども園や放課後児童クラブなど、私立施設への補助をするものでございます。
次に、「2 応急診療所での診療・検査体制の整備」、1事業、2,131万6,000円でございますが、新型コロナウイルスへの新規感染者数が急増する中、医師等の医療従事スタッフ等や抗原検査キットを確保し、安定して応急診療所を運営するための経費でございます。
各事業の詳細につきましては、本日お配りしました予算資料「令和4年度 鈴鹿市 一般会計補正予算(第4号)総括」の5ページから17ページをご参照いただければと思います。
対策の2つ目は、生活支援策でございます。
まず、「1 私立保育所等給食費補助」、647万5,000円でございますが、食材費の高騰の影響を受けている私立保育所等を利用する子育て世帯への経済的支援として、私立保育所等に対して、園児の給食における食材費の物価高騰分の一部を補助するものございます。
対象施設は、市内の私立保育所等の32施設、補助対象期間は、本年9月から令和5年3月までの7カ月分でございます。
補助金額は、園児の食材費として実際に支出した額の内、実費徴収額(保護者負担分)を超えた額とし、上限額は、園児一人当たり月額250円を補助いたします。
また、園児数は、3,700人を見込んでおります。
次に、「2.高齢者フレイル予防対策事業費」、195万7,000円でございますが、ケーブルネット鈴鹿およびYouTubeで、ウィズコロナ下での高齢者の健康を維持するために必要な情報の番組を放送する経費でございます。
次に、「3.新型コロナウイルス感染症 生活困窮者自立支援金支給事務費」、88万7,000円でございますが、申請受付期間が、令和4年6月末から令和4年8月末まで延長されたことに伴う事務経費の計上でございます。
各事業の詳細につきましては、「総括」の18ページから20ページをご参照いただければと思います。
続きまして、「その他の事業費の増額補正」、11事業、2億5,839万5,000円のうち、主な事業につきまして、説明いたします。
まず、「1.個人番号カード等交付事務費」、4,392万2,000円ですが、10月1日以降、本市のマイナンバーカード普及促進事業として実施する3つの取組でございます。
一つ目は、「新規申請者へのギフト券の配布」として、マイナンバーカードの新規申請者に2,000円分のギフト券を配布するものでございます。
二つ目は、「商業施設への交付申請窓口の開設」として、商業施設と協議しながら、土曜・日曜に合計6回程度、マイナンバーカード交付申請窓口を臨時に開設するものでございます。
三つ目は、「申請されたマイナンバーカードの郵送交付」として、申請済のマイナンバーカード滞留(未交付)を防ぐとともに、カード取得手続きが、カード申請時の一度で済むよう、交付を本人限定郵便で行うものでございます。
事業の詳細につきましては、「総括」の21ページをご参照いただければと思います。
次に、「2.予防接種費/定期接種費」、4,216万2,000円ですが、厚生労働省からHPVワクチンの接種推奨の差し控え解除に関する方針が示されたことを受けまして、一つ目は、「キャッチアップ接種」としまして、定期接種の対象年齢時に接種機会を逃した方の接種機会を確保するものでございます。
対象者は、平成9年度生まれ(本年度25歳)から平成17年度生まれ(本年度17歳)までの方としております。
二つ目は、定期接種の機会を逃した方のうち、自費で接種した方に対して、任意接種費用を助成する経費を計上しております。
対象者は、キャッチアップ接種の対象者のうち、定期接種を3回全てしておらず、定期接種の対象年齢を過ぎてから令和4年3月31日までに自費で接種を受けた方で、令和4年4月1日時点において本市に住所を有する方でございます。
また、補助金額は、領収書がある場合は、本年度の接種委託料を上限とする1万7,000円を上限とし、領収書がない場合は、薬剤費を基準とする1万3,000円としております。
事業の詳細につきましては、「総括」の27ページをご参照いただければと思います。
次に、「3.不登校対策推進事業費」、113万7,000円ですが、小学校の不登校児童の課題の解消に向け、不登校傾向の児童に配慮した居場所づくりとして、「(仮称)フリークラス(校内適応教室))を開設するものでございます。
本年度は、試験的に3校で開設し、各校に1人の支援員を配置することにより、今後の不登校児童の支援の在り方の検証も行ってまいります。
事業の詳細につきましては、「総括」の30ページをご参照いただければと思います。
次に、「4.小学校施設管理費/維持修繕費」、4,909万9,000円ですが、新型コロナウイルス感染症の影響により利用を休止していた小学校プールを、令和5年6月から水泳授業を再開するに当たり、民間施設の利用が可能な小学校等を除き、プールのろ過機等の設備改修を必要とする小学校26校について、プール設備改修工事に要する経費を計上するものでございます。
事業の詳細につきましては、「総括」の31ページをご参照いただければと思います。
最後に、その他7事業、1億2,207万5,000円については、ご覧のとおりでございます。
以上、今回の補正予算案に係る事業を対策別等に説明させていただきました。
なお、主な財源につきましては、子ども・子育て支援交付金等の国・県支出金など、を充当しております。
以上が、8月29日に開会の9月定例議会に提案いたします補正予算の概要でございます。
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