[定例 2025年1月9日]大黒屋光太夫記念館 令和6年度特別展について

ページ番号1014597  更新日 2025年1月9日

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 今回の特別展では、歴史やドキュメンタリーを題材とした作風で知られる吉村昭先生の「大黒屋光太夫」という小説をとりあげます。

 吉村先生は、徹底した資料調査に基づき、事実を丹念に掘り下げながら小説を執筆されました。大黒屋光太夫につきましては、井上靖先生の「おろしや国酔夢譚」がすでに定評を得ていたため、当初、執筆の対象とはされていませんでしたが、本市に取材に訪れた際に、大黒屋光太夫顕彰会から新資料の提供を受け執筆を決意されたそうです。新資料をもとに執筆された小説「大黒屋光太夫」は徹底した事前調査に基づいた人間の本質に迫るリアリズムが特徴で、小説でありながらノンフィクションのような説得力がある作品です。

 今回の特別展では、吉村昭先生の配偶者であり芥川賞作家の津村節子先生よりご寄贈いただきました小説「大黒屋光太夫」の草稿とともに吉村先生が参考にされた史料を展示し、史料から紡ぎだされた小説の世界をご紹介いたします。

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