[定例　2024年6月26日]特別企画展　モータースポーツのまち・鈴鹿発 ～世界へ羽ばたくSUZUKAの歴史～ 「世界一への挑戦」-世界に名を知らしめたホンダS600

　本市とも関係が深い「本田技研工業株式会社」が、初めてF1に参戦してから60年にあたる今年、F1日本グランプリは、史上初となる春の開催を迎えました。

　今から60年前の1964年、昭和39年10月10日には、戦禍からの復興を世界に示した東京オリンピックが開幕し、その直前の10月1日には、東海道新幹線が開通しております。

　また、市内に目を向けますと、同年5月には、本格的な4輪自動車レース「第2回日本グランプリ自動車レース」が、鈴鹿サーキットにおいて開催され、開会式には高松宮殿下ご夫妻をお迎えし、日本で初めてとなるフォーミュラカーによるレースも行われました。会場となった鈴鹿サーキット周辺は、約2万台にも及ぶ車で溢れかえり、多くの観戦客の中、盛大に開催されましたことが、当時の本市広報紙からも伺い知れるところです。

　このように、60年前は、モータリゼーションと高速化、さらには、国際化の波がわが国に訪れたと同時に、スポーツカー時代の幕が開くなど、モータースポーツ史、あるいは自動車産業史においても重要な時期に位置づけられます。現在、本市の基幹産業の一つである自動車産業やモータースポーツは、100年に1度の大変革期を迎えていると言われています。

　この度、先見の明を持ち、国際競争力強化を意識し、「世界一」を目指すことで誕生したホンダ「S600」を展示することで、市民の皆様と本市の成長、発展の軌跡を共有し、シビックプライドを醸成しながら、広く「モータースポーツのまち」を発信する機会にしてまいりたいと考えております。

• 市政記者クラブ提供資料 （PDF 179.4KB）
• 参考資料1　S600詳細資料 （PDF 386.0KB）
• 参考資料2　S600エンジン資料 （PDF 379.7KB）
• S600とS800のフォトセッションについて （PDF 144.5KB）
• 商業観光政策課