[定例 2025年1月9日]令和7年 年頭にあたって

ページ番号1014593  更新日 2025年1月9日

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 明けましておめでとうございます。
 皆様におかれましては穏やかな新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

 昨年は4月に、「鈴鹿市総合計画2031」がスタートしました。少子高齢化に伴う人口減少が進む中、持続的なまちづくりに向けて、さまざまな施策を展開するとともに、移住・定住・関係人口の増加につなげるため、本市の魅力や住みやすさを発信していく必要があります。本市では、若い世代が進学や就職をする際に東京や名古屋といった大都市へ転出する傾向が高いことが分かっています。そういった課題に対応するため、大都市圏でのシティプロモーション活動に更に注力してまいります。
 首都圏では、4月に東京事務所を開設し、中央官庁や各種団体との連絡調整、政策実現に資する情報収集を効果的・効率的に行うとともに、企業や大学などへのトップセールスをはじめ、本市のシティプロモーションを戦略的に推進し経営資源の獲得につなげてまいります。
 名古屋圏では、昨年、包括協定を締結した愛知大学と連携し、学生をターゲットに本市へのUIターンを促進し就職先に「鈴鹿」が選択肢になるよう働きかけていきます。
 大阪圏では、4月から開催される、大阪・関西万博において7月に出展し、「鈴鹿」を世界に発信することで、インバウンド需要の拡大や観光誘客につなげてまいります。
 これら大都市圏において本市の魅力を多方面に、積極的に発信することで、移住者数と、交流人口の増加を図ってまいります。

 DXの推進につきましては、昨年4月にDX推進監を設置し、IT関連企業から登用することにより、デジタル化の取組を加速させてまいりました。電子申請システムの活用により、給付金の支給手続や水道の開栓・中止手続きのオンライン化を進めるほか、昨年10月には生成AIサービスを導入いたしました。また、12月には窓口の混雑状況がウェブサイトで確認できるシステムを導入し、窓口のサービス向上を図っているところです。
 今後も、DX化を推進し、市民の皆様の利便性向上や業務の効率化につなげてまいります。

 本日このあと発表いたしますが、安心して子育てができる環境の充実を図るため、紙の母子健康手帳と併用して、デジタル母子健康手帳「すずっこ子育てアプリ」を導入し、子育て家庭の育児不安の軽減や利便性の向上を図ります。
 本アプリを導入し、妊娠・出産・子育てにおける切れ目のない支援のさらなる強化と、安心して子育てができる環境づくりを進めてまいります。

 子ども施策といたしましては、子どもの大切な権利を守り、こどもに関する施策のより一層の推進を図るため、4月の施行に向け、こども条例の制定を進めております。条例の制定により、こどもの権利擁護や、こども・子育て支援のための機運醸成を図り、本市の全てのこどもが健やかに成長できるまちづくりを進めてまいります。

 子どもの医療に関しましては、4月から、すべてのお子さんが安心して医療機関を受診できるよう、福祉医療制度の子ども医療費の対象年齢を15歳から18歳までに拡大いたします。これにより、18歳までのお子さんは医療機関での窓口負担が不要となり、子育て世代の経済的な負担を軽減し、子育て支援の一層の充実を図れると考えております。

 教育の面におきましては、昨年7月から中学生を対象に、電子書籍を導入しました。休憩時間や家庭など、時間や場所を選ぶことなく、1人1台端末でいつでもどこでも読書をすることができます。これまでも、学校図書館の活用を推進してまいりましたが、電子書籍を導入したところ、成果として中学生の不読率の減少につながっております。たくさんの本に触れることで読解力や創造力、思考力、表現力等を養うことができると言われており、今年も引き続き、子どもたちの読書状況や実態を把握し、電子書籍の利用を充実してまいります。

 施設整備の面では、1月末に鼓ヶ浦サン・スポーツランドに多目的スポーツ広場を整備いたします。スケートボードをはじめ、バスケットのスリーオンスリーや自転車競技のBMXなどに使用することができます。かねてからスケートボードの利用場所を希望する声をいただいておりましたので、ぜひ、多くの方に利用していただければと思っております。

 産業面では、令和6年度に「鈴鹿市企業誘致推進戦略」をスタートしたことから、中勢バイパスの全線開通や、鈴鹿四日市道路、鈴鹿亀山道路、新名神高速道路など、充実した交通網を活かした企業誘致を進めてまいります。昨年11月には、企業誘致や市内企業の再投資に向けた取組の第一歩として、東京の三重テラスで企業立地フェアを開催し、都市圏で本市のPRを行いました。今後も、戦略的に企業誘致に取り組み、多くの企業に本市へ来ていただくことで、本市の活性化を図っていきたいと考えております。

 最後になりますが、本市は「鈴鹿市総合計画2031」のもと、最高に住みやすいまち鈴鹿を目指しております。市民の皆様が「住みやすい」、「子育てしやすい」と感じていただけるように市政を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いするとともに、今年1年が健やかな年となりますよう祈念いたしまして、年頭に当たりましての挨拶とさせていただきます。

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