[臨時 2024年5月29日]令和6年度鈴鹿市一般会計補正予算(第1号)ほか
本日の議会運営委員会で説明させていただきました提案議案の補正予算について、説明申し上げます。
まず、今回の補正予算の概要でございますが、議案第50号「令和6年度鈴鹿市一般会計補正予算(第1号)」につきましては、歳入、歳出それぞれ6億2,427万8千円を増額するものでございます。これにより、補正後の総額は750億9,427万8千円となります。
議案第51号「令和6年度鈴鹿市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」につきましては、歳入、歳出それぞれ3,033万5千円を増額するものでございます。これにより、補正後の総額は174億9,576万1千円となります。
議案第52号「令和6年度鈴鹿市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」につきましては、歳入、歳出それぞれ1,142万8千円を増額するものでございます。これにより、補正後の総額は53億4,241万6千円となります。
一般会計補正予算の内容を目的別にお示ししますと、「1 情報システム標準化に係る経費」として、19事業2億1,068万7千円を計上しております。次に、「2 新型コロナウイルス感染症対策に係る経費」として、1事業3億4,969万5千円を計上しております。次に、「3 その他の事業費」として、9事業6,389万6千円を計上しております。
それでは、各事業について説明いたします。
まず、「1 情報システム標準化に係る経費」19事業2億1,068万7千円についてでございます。内容といたしましては、地方公共団体の基本的な事務を処理するための情報システムにおきまして、法改正等に伴うシステム改修に係る負担が大きいことや、クラウドによる共同利用が進まないことなどの課題を解消する目的で、令和3年9月1日に「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」が施行されました。つきましては、情報システムの標準化に対応するための各システムの改修等を行うものです。対象となる情報システムは、総合住民情報システム等、お示しの全11システムでございます。現行のシステムから標準化されたシステムへの移行期限につきましては、令和4年10月7日に閣議決定されました「地方公共団体情報システム標準化基本方針」におきまして、令和7年度末までを目指すこととされております。なお、財源につきましては、地方公共団体情報システム機構からのデジタル基盤改革支援補助金が交付されることとなっております。
次に、「定期予防接種費」3億4,969万5千円は、新型コロナウイルスワクチンの定期接種を、本年の秋以降に実施するものでございます。定期接種の対象となる方は、65歳以上の方と60歳から64歳以下で基礎疾患をお持ちの方となります。接種時期につきましては、本年の秋冬頃を予定しております。想定接種者数としましては、令和5年度の新型コロナウイルスワクチンやインフルエンザウイルスワクチンの接種実績を考慮しまして50%の方が接種するものとして計上しております。接種費用としましては、国が示した費用を基に一人当たり1万5,300円で積算しております。そのうち、公費負担は1万3,200円、自己負担は2,100円で想定しております。
次に、「その他の事業費」9事業6,389万6千円 は、「被災地支援事業/令和6年能登半島地震支援費」のほか、お示しのとおりでございまして、早期に実施させていただきたい事業でございます。 その中から「すずか未来デザインLABO事業費」と「補装具給付等事業費/日常生活用具給付等事業費」ついて説明申し上げます。
「すずか未来デザインLABO事業費」210万円は、全国の高専生を対象にハッカソンを開催し、市の課題の解決につなげるためのアイデアを若者と共創する取組でございます。ハッカソンとは、特定のテーマに対して、プログラマーなどが、それぞれの技術を持ち寄り、一定期間、集中的にアプリケーション等の試作を開発し、成果を競い合うイベントです。参加対象は、全国の高等専門学校の4年生以上の学生です。開催時期は、高専の夏休み期間となる8月から9月のうち、平日の2日間で実施することを予定しております。開催場所は、三重県立鈴鹿青少年センター「スズカト」を予定しております。ハッカソンの内容としましては、本市が設定する政策的な課題に対しましてデジタル技術を用いた課題解決の手法を学生の皆さんに提案していただくものでございます。提案いただいたアイデアについて実装が見込めるものにつきましては事業化を検討いたします。なお、事業費の財源といたしまして、令和5年度に企業版ふるさと納税として岡山県に本社がございます株式会社アミパラ様からいただきました寄附金100万円を活用させていただきます。
次に「補装具給付等事業費/日常生活用具給付等事業費」95万8千円につきましては、日常生活用具の給付対象品目に聴覚及び視覚に障がいをお持ちの方の情報・意思疎通支援用具を追加するものです。追加する品目につきまして、聴覚障がいに対応するものとしましては、人工内耳用充電池と人工内耳用充電器でございます。視覚障がいに対応するものとしましては、暗所視支援眼鏡、眼鏡装着型文書読上げ装置、視覚障害者用拡大読書器でございます。なお、視覚障害者用拡大読書器につきましては従前から給付の対象としておりましたが限度額を引き上げるものでございます。給付の対象年齢は、聴覚に関するものは全年齢を視覚に関するものは学齢児以上を対象としております。今回、追加させていただく用具は、子どもの学習支援にも有用であると認識しておりますことから、すべての子どもが、豊かに学び、働き、暮らしていくために、主体的に社会を生き抜く力を身に付けることができるよう、速やかに、給付を開始すべく、今回の補正予算に計上し、7月から給付を開始させていただきたいと考えております。
以上が、6月5日に開会の6月定例議会に提案いたします補正予算の概要でございます。なお、そのほかの事業につきましては、本日配布してございます「令和6年度鈴鹿市一般会計補正予算(第1号)等総括」をご参照いただければと思います。
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