栽培マニュアル

ページ番号1010027  更新日 2024年1月25日

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栽培の計画の立て方と畝づくり

 栽培計画は、栽培期間の長いもの(トマト、ナスなど)から順に計画を立て、その間に栽培期間の短い菜っ葉などを組み込みます。アスパラガスなど永年性のものは、1カ所にまとめて植えておきます。また、連作にならないようにも注意します。

 畝は、土の条件により高さを調節しますが、20cm位が標準です。畝幅は1m位で一定にしておくと良いでしょう。カボチャなどは2・3畝位を合わせて使います。畝の方向は水はけも考慮する必要がありますが、一般に南北畝が良いと言われています。

土づくり

 良い畑とは、水持ち・水はけが良く、耕土が深い畑といわれます。耕土を深くするためには、良く耕すことです。耕土を深くすれば野菜の根はそれだけ深いところまで張ります。機械なしで耕土を深くするのは大変ですが、家庭菜園でも30cm位は欲しいものです。

 水持ち、水はけを良くするには良い堆肥を入れることです。良い堆肥を入れ、良く耕せばだんだんと良い畑になっていきます。年に1・2度、栽培の休む時期に10m2当り、10~20kgほど投入します。堆肥は植物性の腐葉土のようなものが良いとされていますが、動物のふんを発酵させたものでもかまいません。ただし、ふんには肥料分や塩分が含まれているので、使い過ぎは禁物で、また、未熟のものは作物に悪影響を与えることがあります。ウシ・ブタ・ニワトリの中では鶏ふんが一番肥料分が多く、ブタ・ウシの順に肥料分が薄くなる傾向にあります。

肥料

 ib化成や園芸化成などの窒素・リン酸・カリの3要素の入った肥料や有機配合肥料などが使いやすいでしょう。畑が新しい間は土の肥料分が少ないため、普通、肥料は1・2割ほど多めに与えますが、長く作り続けると肥料成分も溜まってきますので、控えめにします。1度まいた肥料を拾うのは難しいですが、追加で与えることはできます。肥料は作物の様子を見ながら控えめに与えるのがコツです。

連作障害

 同じ作物を同じ場所で続けて植えることを連作と言いますが、多くの作物はそれによりだんだんうまく育たなくなってきます。これを連作障害と言います。限られた場所で多くの作物を植える家庭菜園では作付け計画を考慮し、同じ作物を続けて植えないように努めます。また、別の作物でも同じ仲間(科)の作物を続けて植えても連作と同じことになりますので、注意が必要です。

野菜のグループ分け

ナス科
ナス・トマト・ピーマン・トウガラシ・ジャガイモ など
ウリ科
キュウリ・スイカ・カボチャ・メロン・ウリ など
ユリ科
ネギ・タマネギ・ニンニク・アスパラガス など
アブラナ科
キャベツ・ハクサイ・ブロッコリー・カリフラワー・チンゲンサイ・コマツナ・ダイコン・カブ など
マメ科
エンドウ・インゲン・エダマメ・ソラマメ など
その他
ニンジン(セリ科)・ホウレンソウ(アカザ科)・イチゴ(バラ科)・レタス
ゴボウ(キク科)・サツマイモ(ヒルガオ科)・サトイモ(サトイモ科)

連作に弱い野菜・強い野菜

連作に弱い野菜
トマト、ナス、ピーマン、エンドウ、インゲン など
連作に強い野菜
カボチャ、イチゴ、コーン、ネギ、ダイコン など

栽培暦

画面:栽培暦の表

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