第2回「鈴鹿高等学校自然科学部」

ページ番号1006372  更新日 2024年1月23日

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とき
平成30年8月31日(金曜日)14時30分~16時30分
ところ
鈴鹿高等学校
参加者
鈴鹿高等学校自然科学部 12人(男性11人、女性1人)、市長、その他関係市職員

今回のミーティングで出た主な意見

  • 入部のきっかけ、活動への思い
  • ネコギギの保全活動について
  • 地域活動への参加について
  • 自然環境を守るためにどうすればいいのか
  • 行政手続きの簡素化
  • SNSでの情報発信
  • 幼児や小学生の自然体験や啓発
  • 公共機関行政機関との連携

1 開会のあいさつ(事務局)

 皆さん、こんにちは。本日は、お忙しい中、「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」にご参加いただきまして、ありがとうございます。私は、本日の司会を務めさせていただきます、市民対話課長の實義でございます。どうぞよろしくお願いします。
 さて、この鈴鹿(まち)づくりミーティングでございますが、市長自身が最も大切に考えております「対話と協働」を進める上で、たいへん重要な事業でございます。そして、このミーティングも平成23年度から回を重ねてまいりまして、これまで、各地域の皆さま、各分野で活躍されている団体の方々と意見交換を行ってまいりました。本日の市長ミーティングが、本年度2回目となります。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、初めに、末松市長より挨拶をさせていただきます。よろしくお願いします。

2 市長あいさつ

 皆さん、こんにちは、お世話になっております。鈴鹿市長の末松則子でございます。
 本日は「鈴鹿高等学校自然科学部」の皆さまには、大変お忙しい中、また夏休みが終って後期が始まったところでありますのに、このように「鈴鹿(まち)づくりミーティング」に御参加をいただきまして、本当にありがとうございます。すばらしい環境のこのお部屋でこうやってミーティングをさせていただけることに感謝を申し上げたいと思いますし、先ほども少しお話をさせていただきましたが、環境大臣賞という大変すばらしい賞を受賞されましたことにも改めて敬意を表させていただきたいと思います。
 それでは先ほど市民対話課長のほうから御説明がありましたように、この「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」は、私が平成23年に市長に就任して以来、ずっと大切にさせていただいている事業で、直接市民の皆さまあるいは鈴鹿市にお住まいの皆さま方やこうして学校に通われている皆さま方、いろいろな方々と直接お話をさせていただくことで、今で言えば総合計画2023という鈴鹿市の大きな計画であったり、あるいはそれぞれの市民サービスの向上に向けての施策に反映をさせていただく、そういった参考にさせていただくミーティングでございます。ぜひ本日は皆さま方のご意見を政策提言につなげてまいりたいと思っておりますので忌憚なくお話しをいただきたいと思っております。
 今日は「鈴鹿高等学校自然科学部」の皆さんに国指定の天然記念物、淡水魚のネコギギの保護活動や鈴鹿川流域の水生生物調査に取り組まれていらっしゃる、そういった実態とか活動のお話を聞かせていただいたり、あるいはネコギギはナマズの仲間であるとお伺いをしておりまして愛知、岐阜、三重などの大変限られた領域にだけ生息する魚と伺っております。自然環境の悪化により絶滅の恐れがあるということは、承知をしているところでありますが、この魚が皆さんの活動によりまして保護をされ、豊かな自然に恵まれた鈴鹿川流域の環境保全にも大きな役割を果たしていただいておりまして深く感謝を申し上げたいと思います。
 また、さらに、ショッピングモールでの環境展や、本市との合同によります鈴鹿川の生き物観察会を通じて、地域への普及啓発にも取り組んでいただいておりまして重ねて御礼を申し上げます。
 そのような活動のお話をぜひこの後お聞かせをいただき、この鈴鹿市の恵まれた自然豊かな地域を皆さんと一緒に守っていく、そんなヒントにしてまいりたいと思っておりますので、ぜひ今日のミーティングをよろしくお願いを申し上げ、挨拶とさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

3 参加者代表者あいさつ(※※※※様)

 自然科学部顧問の※※※※と申します。今日はお忙しいなか、ありがとうございます。高校生と対話していただけるということで非常にありがたいお話をいただきまして、今日は彼らなりに考えたことをいろいろ話してくれると思いますので、ぜひ聞いていただけるとありがたいと思います。
 まず鈴鹿高等学校自然科学部の紹介をいたします。生物多様性の保全を頑張っておりまして持続可能というのはやれる範囲でやれることをやりながら継続的にずっと同じことを続けるのは大変なことなのですが一生懸命毎日作業を彼らはやってくれています。そして、探究活動、不思議だなと思って仮説を立てて計画を立てて、そして実行して結果が現れるということもやっておりまして今度の教育課程でも探究活動というのは非常に重視されていますので、そういったことがやれるというのもメリットかと思います。鈴鹿市でやってみたいこと、そして鈴鹿市と一緒に手伝えること、今現在もやっていることも説明をさせていただきます。
 研究成果は研究発表会や論文発表でしておりまして、口頭発表の大会と論文審査それぞれに受賞歴を持っております。私たちが研究を始めたのは16年前でその時にスローガンとして掲げたのは他人のデータを使うのではなく自分たちで鈴鹿川の現状を調べましょう。どうせやるなら上流から下流までくまなくやりましょう、その調べた結果を地域に公開して鈴鹿川の問題点とか現状とか課題をどんどん発信してどんどん市民の方々に鈴鹿川にはこんな魚が住んでいるとかこんな問題があるということを知っていただいて、それによって鈴鹿川を守りたいという気持ちが芽生えることを目標としています。やるからには高校生が調べて高校生の言葉で言うことはすごくインパクトがあると思います。高校生が本当に純粋な気持ちで調べて発信することをやってみようとずっと続いております。
 (スライド映像資料を用いた説明)水質調査1というのを昔はしていたのですが、最近は薬品にかかるお金がなかなかなくて続いていない状態です。調査2というのは鈴鹿川上流から下流までの生物調査をしています。
 調査3というのは天然記念物ネコギギのモニタリングで16年目になります。水生生物調査については左が上流で右が下流で赤い川が鈴鹿川なんですが13地点で水生生物調査をやってきました。川の調査に関してはあまり詳しくするつもりはなかったのですけど、ひとつだけ言わせてもらいますと外来種(カムルチー、カダヤシ、オオクチバシなど)が全域に渡っていろいろ獲れております。そして鮎なのですが、今、下流側の鈴鹿高校の一番左には河口からの距離ですので3キロメートル地点から38キロメートル地点まで下流から上流までありまして、それぞれの場所で獲れる魚類が横に並べてあります。鮎が鈴鹿高校のちょっと下に9キロ地点があるのですが、そこのダムで止まっております。そこは魚道が整備されていなくて鮎が上れない。鈴鹿高校の横がこの辺になりますが鮎が絶対に上ってこないという状態です。上の頭首工も魚道が整備されていません。その上の頭首工については魚道が整備されていて鮎が上れる状態です。ですので上の魚道は直されたんですが下の魚道2つがまだ直っていなくて鮎が自然に上れないという状態が鈴鹿川にはあるということです。これも整備をする話があったのですが、十数年前にお金がないという理由で凍結してしまいました。私が調査開始してからずっと鮎が上れていません。
 ネコギギの話に移らせていただきます。まずネコギギは、ナマズの仲間です。川底を這う様に泳ぎます。特に吸盤が付いてるわけではないが川底は大好きです。ちょっと深いところの川の底を泳ぎます。こちらが写真で、ネコギギは夜行性ですので夜中にウェットスーツを着て夜間潜水調査をしながら採取します。ひげはナマズの場合2本なんですがネコギギは8本。後で観察していただければと思います。体長は8センチ、大きくても10センチ程度です。そして伊勢湾と三河湾に流れる川というのは矢作川と五十鈴川が昔はひとつの河川だったのですけども、そこで独自に種分化した非常に文化的にも学術的にも価値がある魚ということで天然記念物に指定されています。そして、私たちがこれに興味を持ったのは鈴鹿高校のすぐ横の鈴鹿川でギギという魚を獲りましてギギという魚はネコギギそっくりなので私たちは間違えてネコギギだって大喜びしたのですが実はギギでした。ギギという魚は本来鈴鹿川にはいない魚で国内外来種です。鈴鹿峠を越えて向こう側の水系にギギは住んでいます。それが持ち込まれてどうもギギのほうが体が大きいので、しかもニッチといいまして食べ物も生活空間も時間帯もよく似ているということでギギが勝つことになってしまいましてネコギギが追いやられているという状態です。
 ネコギギは、1957年原記載が五十鈴川のネコギギなのですが、五十鈴川では絶滅しました。三重県の中で絶滅せずに残っているのは今のところ4水系です。その中でも雲出川はたぶん3千匹くらいいます。宮川は1万匹程度いると思います。鈴鹿川は100匹です。もう絶滅寸前と言っても過言ではなくて密漁や土砂災害でネコギギの巣が全部埋まってしまったら絶滅するのではないかという脆弱な個体群です。天然記念物ですので違法な捕獲などには5年以下の懲役とか100万円以下の罰金刑などがあります。ネコギギについてはこの地域だけしかいないということ、そして鈴鹿山脈の向こうにはギギという魚がいますけれどもそれは天然記念物でもない魚です。鈴鹿川では絶滅しそうですし他の川でも順番にいなくなってきているという現状があります。鈴鹿川のネコギギは伊勢湾ができあがったことによって各川が海水で分断されたのですけども、全部、矢作川、豊川、長良川、五十鈴川、鈴鹿川とか全部繋がっていたのですが、海水面の上昇によってそれぞれの川にネコギギが封じ込められて、そこからたぶん8千年くらいたっているという状態です。8千年と言いますと鈴鹿川独自の貴重なネコギギ、ちょっとは変異していて姿、形も若干違うのではないかというくらい変異するはずなのですが、そういう鈴鹿川独自のネコギギを守っていくという作業に今入っております。夜間潜水調査はこのようにウェットスーツを着て夜中に潜ります。
 私たちは鈴鹿川で2、3匹しかずっと獲れていなかったのに、2008年に100匹の個体群を初めて発見したクラブです。そしてその100匹捕まえたと同時にその1ヵ月後に集中豪雨があって土砂災害でネコギギの個体数が3分の1に減ってしまうという悲劇がありました。発見当時は石の下がネコギギの棲家なので石の下の隙間がいっぱいあったのですが土砂災害によって全部石の下の隙間が、ネコギギのアパートが埋まってしまいました。これでは子育てもできないし赤ちゃんを産めないし棲家もないということでネコギギたちは流されて行ったりしたのですが徐々に回復してきたと共に個体数も徐々に復活してきました。それから土砂災害によっていつも獲れていた場所にネコギギがいなくなってしまって下流側に流されたというのがわかったのですがその後、下流側にも1箇所シンクパッチと言うのですけども新たな生息地ができています。こちらも今すごく期待しているんですがここが最近河川改修工事が入ってしまって全頭避難してきました。それは最近今週の月曜日に放流してきましたので今少し残っている区間6という場所のネコギギが理科室にいます。私たちは獲れたネコギギ全てに刺青を入れています。この刺青はこの子の場合、背中に青、緑、黄色と刺青が入っているのですけども前から順番にBGYでこの子はBGY君というふうに名前が付いています。今から観察していただくネコギギも全て刺青が入っていますし、野外で獲れたネコギギも全て刺青を入れて放していますので、ネコギギ1匹1匹を成長量とかそういう形で管理しています。
 先ほど申しましたが土砂災害によって3分の1に減少した後、ほぼ回復してきました。最初に見つけた高密度生息地区間1は70匹前後しか棲めない場所だということがわかってきました。環境収容力というのがありまして一定の空間の中には何匹しか棲めないという限界があるということです。棲む場所が増えれば、つまり生活空間を増やすことができればその分ネコギギの個体数が増えていくことがわかってきます。そんな取り組みについて次から話をいたします。これは巣の中のネコギギです。野外で石の下に棲んでるネコギギを撮影している様子でやっぱりこの石の下の隙間がどうしても必要で、オスが巣を守っている様子です。これが埋もれてしまうと棲家がなくなってしまいます。河川改修があったら絶滅する生物です。ここからネコギギ生息域外保全事業ということで非常に脆弱な個体群だということがわかりましたので、土砂災害で全滅してしまったら鈴鹿川のネコギギが絶滅することになってしまう。それを防ぎたいということでノアの箱舟計画のようですが非常に撹乱を受けやすい環境だ、このままではまずい、ということで亀山市と飼育協定を結びました。高校としては初の取り組みになると思います。
 飼育協定の内容は、土砂災害が起こりやすい、つまり台風が通過しやすい7月から10月という時期に一時飼育で6匹を獲ってきます。その6匹が鈴鹿高校にいる以上、例えば野生絶滅をしても一応鈴鹿川水系のネコギギの遺伝子は完全にはなくならない。風前の灯かもしれませんが。鈴鹿高校で遺伝子が保存されているという状態が作れるということです。室内繁殖をしている間にたまたま稚魚が産まれることがあります。産んだ場合ですが補強Aとしましては、親を連れてきたところに戻す。これで補償放流をします。補強Bといいますのが先ほど言いました過去にネコギギがいたという情報のある場所、好適地に放流することで分布域を拡大する。体積、生活空間を増やせばその分、個体数も比例して増えるという考え方で個体数の増加につながるのではないかということで補強Bがあります。得られた稚魚、3つ目ですけども系統保存、こちらは3年間鈴鹿高校で飼育します。去年鈴鹿高校で産まれた稚魚が今1歳で鈴鹿高校にいます。その3年間の1年目ということになります。3年間毎年得られる稚魚を飼育し続けることによって、これも野生絶滅した時に鈴鹿高校に遺伝子がある、という系統保存の一環になっています。この子たちがネコギギの世話をしてますが、これは部室です。部室のクーラーが壊れました。それで今、理科室に全頭避難していますので、理科室の方で今から観察していただきます。
 ペアリングについて去年は得られた稚魚は10匹程度でした。今年、稚魚がいっぱい産まれましたので、ぜひ見ていただきたいと思います。これは配偶行動の様子ですが、まず一連の配偶行動を説明しますと、オスがメスの横に寄り添っていきます。寄り添って一緒に泳ぐのですが、ある時オスがメスに巻き付きます。巻きついたと思ったらメスがブルブル震えてその時に卵を産んでます。その後、オス、メス両方で尾びれでワアーっと仰いで卵を撒き散らして、卵は粘着質なので壁とか床とかにいっぱいくっつきます。ナマズの仲間はだいたいこういうタイプらしいです。オスがメスを追いかけながら喧嘩しているようにも見えますが仲良しの状態です。オスがメスに巻き付いています。5分間隔で繰り返しされます。多くて80回くらい繰り返すようです。卵は非常に小さくて最初1.5ミリ。そこから産まれたのが3日目で体長4ミリです。ここから成長してきて1ヵ月以上経ちましたので2センチ越えるくらいのネコギギに今なっています。生まれたばかりの稚魚は非常に泳ぐのが下手で泳げていません。オスが巣を守るのですが外敵が来たら一発で食べられてしまうような稚魚です。最初のうちは移動能力がありません。
 奇形が生まれたり突然死が出たり様々な現象も起こっているのですが、特に奇形に関しては近親交配とかも影響してると思いますし、卵を強制排卵したのも問題なのかとも思って今年は強制排卵はしていません。奇形の出るペア、出ないペアがあるのでそういうところを見るとペアによっては近親交配があるのかと思います。生存曲線については、最初の卵が孵化するまでの死亡率が非常に高くて、その後、生後26日までの死亡率が一定で推移します。その後は死にません。今もう既に死なない状態に入っています。今年はかなり死亡率が低かったので、たくさん稚魚が確保できました。今3年間の系統保存をしているものがこれだけいます。右B、左OGYというのは右側にブルー、左側にオレンジ、グリーン、イエローの刺青が入っています。こういった3年間飼育個体を後で見ていただきます
 調査以外の活動としましては学会発表をしたり川のワークショップみえというのも普及啓発活動ですけども三重県の河川に関するNPOとか環境団体が集まって皆で発表しあう、環境ボランティアについては鈴鹿市さんとタイアップしながら、お魚観察会を開いたり、先日は夏の鈴鹿川体験というところに参加して魚獲りをサポートしています。子どもたちが川を好きになるということが将来的に川を大事にする大人が育つと思いますので、子どものときに川で楽しい思い出を作るということはすごく重要だと思っています。これは環境展ですけども、ショッピングセンターで魚を見せると子どもたちが寄ってきますし、大人もまだ鈴鹿川にこんなに魚がいるんだということを認識できて、こんなにいっぱいいるんだったら川を大事にしないといけないなと再認識できる機会となっています。今年は環境大臣賞をいただきまして、文部科学大臣賞は2010年にいただきました。
 今からネコギギの実物を見ていただきたいと思いますので早速移動していただきたいと思います。
(理科室に移動後ネコギギの見学)

4 参加者自己紹介

参加者 自然科学部の部長を務めさせていただいております※※※※と申します。よろしくお願いします。

参加者 僕はこの部活の副部長をさせてもらっています※※※※です。よろしくお願いします。

参加者 僕は1年生の※※※※です。よろしくお願いします。

参加者 1年の※※※※です。よろしくお願いします。

参加者 ※※※※です。よろしくお願いします。

参加者 副顧問の1人の※※※※と申します。よろしくお願いします。

参加者 副顧問の※※※※と申します。よろしくお願いします。

参加者 1年生の※※※※です。よろしくお願いします。

参加者 1年の※※※※です。よろしくお願いします。

参加者 1年の※※※※です。よろしくお願いします。

参加者 1年の※※※※です。よろしくお願いします。

参加者 1年生の※※※※です。よろしくお願いします。

5 事務局概要説明

(省略)

6 意見交換(ミーティング)

入部のきっかけ、活動への思い

市長 先ほどはネコギギを見せていただきましてありがとうございました。とても皆さん方が大切にまた一生懸命ネコギギの保全をしていただいているということが本当によくわかりましたし、元気なネコギギを見せていただいて、すごくワクワクドキドキというか、久しぶりに自然ってこういうふうに守っていくんだなということを皆さん方にまた教えていただいたような気がいたします。
 本日のテーマは「私たちの自然をいつまでも皆で守るために」というテーマをいただいております。ぜひ皆さん方が自然環境の保全を行うようになったきっかけとか、この活動に参加するようになった思いとか、あるいは現在ネコギギを保存するために亀山市さんから委嘱をされていますがそういった活動の中でのご苦労とか聞かせていただけたらありがたいなと思います。

参加者 僕がこの部活に入ったきっかけは、四日市の海沿いの町に住んでいて海に行ってヤドカリやウミウシなどに触れる機会が多かったため自然と生き物が好きになったのですが、川の生き物にはあまり触れたことがなかったので興味がわいて入りました。
 この部活に入ってうれしかったことは、自分がネコギギという天然記念物に触れているというこの現実に最初はあまり実感がわかず、天然記念物なんてテレビでしかやっていないようなものなので、それが目の前にあるとなるとどうしたらいいんだろうとワタワタしていたのですけど同時にワクワク感もあり、もっとネコギギに興味が出てきました。また、目上の方と関わる機会が非常に多く、例えばプレゼンなどの機会で周りの大学の教授たちが見に来てくださって、どのような言葉遣いをしたらいいのかということをたくさん学べて社会勉強にもなりました。逆につらかったことは、僕はあまりパソコンを使う機会がなくてパソコンを打つのが苦手なので、論文を作る際に先輩や先生に教えてもらわなくてはならず、難しくて苦しいところでした。

参加者 僕がこの部活に入ったきっかけというのが、天然記念物というのが普段近くになくて、この部活が天然記念物を飼育しているということで、めったに体験することができないので、やってみたいなと思ってこの部活に入りました。この部活に入って大きい個体が産卵して、それが孵化してどんどん大きくなっていく様子を見ているのが、特にやりがいを感じたところです。辛かったことや大変だなって思ったのがこの部活がやっている鈴鹿川体験とかの手伝いです。小さい子の面倒をみて魚を獲って他にもいろんなことをしてというのが大変でした。以上です。

参加者 僕がこの部活に入ったきっかけは、元から動物が好きで特に海の生物が好きなのですが、部活紹介を見たときに、とてもすばらしいプレゼンをしていて、とても興味がわいたので参加しました。この部活に来てみて楽しかったことというのは、とても大変な作業なので一人ではできないと思うのです。それを皆でしゃべりながらできたのが楽しかったです。逆に辛かったことは皆とやって楽しいんですけど毎日毎日同じ作業をしているので、とても大変だったり苦労を感じました。以上です。

参加者 僕がこの部活に入ったきっかけは、家では生物が飼えなくて、それでも生き物が好きなので天然記念物を飼っているというこの部活に興味があって入りました。楽しかったことは、川にもあまり行く機会がなかったので、川に行って魚を獲ったことです。うれしかったことは、先ほど先輩も言われていましたがネコギギの稚魚の成長を見ることができることです。辛かったことは、※※※※さんも言っていた皆で協力して作業をするのですが人数が少ないときもあるのでそういう時はやっぱり作業も大変になるので辛かったです。以上です。

参加者 僕が入部したきっかけは昔から魚が好きというのと父から去年の合宿の様子を聞いていて夜に川に潜ると聞き、そんなことは1回もしたことがなかったので、すごく興味を持ってこの部活に入りました。それから天然記念物の生き物を育てられることやほかにも見てもらったかもしれませんが奇形の個体がいて、その個体がすごく好きなので毎日その個体が泳いでいるのを見てかわいいなと思ってその個体を見るのがいつも楽しみで部活に来ています。
 それでも大変なこともあって毎日同じ作業というのも大変なのですが、より良い設備にするため試行錯誤しているのですが、例えば最初にここを隠したいという問題があったとしてそれを隠すためにいろいろやるのですが、また別の問題が出てきてそういうことが何回もループして結局あまり使えなかったりするのがいつも大変でそれを何回もやって解決できるときもあるのですが、もう無理だなとあきらめるときもあってその努力というかそれを毎日工夫するのがすごい楽しいのですがたまに辛いときもあります。

参加者 僕がこの部活に入部したきっかけは、もともと生き物が好きで家でも魚を飼っているのですが、飼育するだけではなくて研究ができるということを先生から聞いたことです。楽しかったことは川に実際に魚を獲りに行けたり夜間潜水調査で川に潜ったりしたことで、うれしかったことはその夜間潜水調査で野生のネコギギを見れたことです。辛かったこと大変だったことは夜間潜水調査で夜に川に潜るので川がすごく冷たくて大変でした。

参加者 僕がこの部活に入った理由は小学校のときに友達と川に魚を獲りに行って魚が好きになったからです。楽しかったことは川に行って皆といろいろ魚を獲ったことで大変だったことは合宿で真夜中に冷たい川に潜ったことです。

参加者 私がこの部活に入部したきっかけは、もともと生物が好きで里山保全活動や海の海岸清掃とか川の生き物調査などを通じてこのネコギギという魚を知り、また鈴鹿高校がネコギギについて活動しているということも知って入りました。うれしかったことは、まずネコギギという魚を見たことがなくてそれを見れたことがうれしかったことで、それに稚魚からどんどん成長していく様子を自分で見ることができたので、すごくやりがいを感じました。
 大変だったことは、飼育をするにあたって毎日同じ作業があったり慎重にしなければネコギギが死んでしまうようなそういう作業もあり、それを自分がしっかりしなくてはいけないという責任感を持ちながらやっていくのが大変です。

参加者 僕がこの部活に入った理由は、生き物が好きでネコギギという珍しい生き物がいると聞いたからです。以上です。

ネコギギの保全活動について

市長 ありがとうございました。皆さんのお話を聞いていると本当に生き物が大好きだなという愛情が伝わってきますし、その活動の中で生命の誕生する機会も見れる一方で生命が亡くなっていくというところも感じてもらう、その命の大切さというのもこの部活の活動を通じて皆さん方がしっかりと認識をしていただいているということが非常によく伝わってきます。
 さて、辛かったことや今している活動で研究をして成果を発表するとか夜間に川に潜ってもらって自然観察をしたりお世話してをしていただいたりということもありますが、先ほど申し上げましたように亀山市からこの天然記念物のネコギギを保全をするというすごく大きな大きな使命を皆さん方はいただいているわけですけども、それについてはどのように感じられますか。1年生どうですか。

参加者 僕が入部したのは、その協定が結ばれた後で、もう飼育されていた状態だったのですが、入部してみてどんどんその凄さがわかってきました。今日もこうして市長と話すことができたので、凄いことをしているんだなと思います。

参加者 新聞記者のインタビューを受けることがあるので、凄いことをしているのだなということを実感しますし、亀山市の人たちが手伝ってくれるので、しっかりしなければと思うことはあります。

地域活動への参加について

市長 自然環境の保全、天然記念物を次の時代に繋げていくということは誰もができることではないと思います。亀山市から依頼があり、鈴鹿市も観察会で皆さん方にお手伝いをいただいていますが、こういうことを通じて地域活動に参加することについてどのように感じますか。先ほど面倒をみることが大変と言っていましたけど、それ以外に自分たちが部活動を通じて地域活動に参加している、地域の一員になっている、それが結果こんな凄い天然記念物を次の次代に繋げてくことの役割を果たしている、その実感も含めて※※※※さんどうですか。

参加者 初めは実感がわかなくて、普通にしているだけだったのですが、※※※※さんと同じように日を重ねていくうちに本当にすごいんだと、だんだん思うようになりました。地域の人たちと関わっているときにネコギギをボードなどを使って教える時に初めは練習不足で全然言えなかったのに最後は少しずつ言えるようになってとてもうれしかったです。

市長 後輩の一年生の頼もしい意見を聞きながら※※※※さんどうですか。研究の成果を発表することは誰にでもできることじゃないし大変なことや、また普通に研究成果を発表するというのと違い天然記念物を自然環境を守っていくということの偉大さについてどう思いますか。活動を通じて感じることはありますか。

参加者 うちの部活は天然記念物を扱っているわけなのですが、まだ鈴鹿市民全員が鈴鹿川に天然記念物という宝物があるということを知っているわけではないと思います。そういうことを地元住民に向けて自分たちの研究を発表していくと、初めて知ってくれているなという人もいれば、ああこういうこともあるんだなネコギギはというように知ってくれている住民もいるので、ネコギギという存在、その中身を知ってくれるというのが僕としてはすごくうれしいことです。

参加者 この部活でいろんな活動をしているのですが、鈴鹿川の体験などで「この前のネコギギの話が面白かったからまた来たよ」と参加者の方から言ってもらい、やっている意味があったんだなと思いました。こういうことが繋がっていって鈴鹿市民だけではなく亀山市民だったり三重県中だったり多くの人にこの活動を知ってもらい、もっと大きく広げていけたらいいなと思います。

自然環境を守るためにどうすればいいのか

市長 ありがとうございます。自然環境を守るということは一朝一夕ではできませんが、そのなかで3年間、すごい貴重な体験をしていただき皆さんが守っていただいているものが、次の時代に必ずや伝わっていくというすばらしい活動をしていただいておりますので、そのことを通じてこの鈴鹿市にある自然や地域資源というものをどうやって保存し、皆さんにお知らせをすることが、私たちの仕事でもあると思っていますので、そういった地域活動の際は地域の仲間として、またご参加をいただきたいなと思いますし、お声がけもさせていただきますので、また引き続きご協力をいただきたいと思います。
 それで今日の「私たちの自然をいつまでもみんなで守るために」というテーマですけど、じゃあこれから何をしていったら自然環境が守れるかなとか、どうしたら守っていけるかなと感じていることや気付いたことをお話しいただけますか。どうしたら自然環境守れるかな、この鈴鹿の自然守れるかな、論文とか書くときには、そういうことは書いていくのですか。

参加者 論文には、毎年、どのような行事を行ったかや、そのような内容も書きます。

市長 どうしたら守っていけるかや、そのための行動についても書いていくのですか。それとも研究成果や結果についてですか。

参加者 研究結果を書いているので、まだ、どのようにしていこうというのは、論文には書けていないです。

市長 どうしたら守れるかなとか毎日同じことを繰り返すことが大変だと先ほどお話いただきましたけど、そういうことを積み重ねていくからこそ自然がいつまでも守られていくのだと思うのですが、どうですか。どうしたら鈴鹿川の環境を守れると思いますか。

参加者 僕は地域の人たちといっぱい触れ合って川で魚獲りをしていきたいです。

参加者 私は自然を守るためには小さな子どもたちが自然に興味を持つことが大事だと思っています。例えば私は小学生がすごく大きな力を持っていると思っていて、小学校に訪問してそこで授業として川で魚獲りをしたり、そういうことが難しいのであれば教室で川魚を飼育することで、どんな魚がいるのかなとか、どんなところに住んでいるのかなとか、そういうことを学ぶ機会があればいいなと思います。

参加者 僕は鈴鹿川に住んでいる魚を皆がもっと知ってくれたらいいなと思います。

参加者 僕も小さな子どもたちに環境について知ってもらうことが保護していく上で大事だと思うので意識の面で変えていくというのは大切だと思っています。それから飼育とか魚を獲りに行くというのもあると思うのですが、外来種などを駆除するというのをテレビで見ていて、おもしろいと思ったのでやっていきたいなと思っています。

参加者 僕の場合、具体的になるんですが、今SOMという団体をやっていて友達に手伝ってもらって海岸清掃をしたりゴミを捨ててしまうという人の意識から変えるためにリアルな海の生き物のロボットを使ってスナメリとか赤ウミガメとかのロボットを作って幼稚園で泳がしたりという活動をしています。
 海岸清掃という面で僕たちはゴミが生き物に嫌な思いをさせているのではないかという意見を持っていて、最近は海岸清掃がブームで皆がやっているのですが、川の清掃は全然見かけなくて僕たちもしたいと思っているのですが、海と違って申請が大変です。海岸清掃でも鈴鹿建設事務所に行って直に話し合って申請しています。最近は何回もしているため電話でもいいようになってきたのですが、それがすごく大変で僕ら高校生が大人の協力なしにこれだけ大変なことをやっていますが、他の子たちがそうやって海岸清掃がしたい、清掃活動がしたいやってみようよと思っても申請がちょっと面倒くさいというかややこしいというかとっつきにくいというかそういうところがあると思うので、最近オンラインで気軽に申請できるとすごくいいなと思っています。
 他にも清掃活動はボランティアなので、ボランティアの団体の方たちは大きな犠牲を払っていると思います。時間や労力という面でメリットがあまりなく、本当に清掃活動をすると意識の高い人たちだけ集まってくるので、主婦の方々とかの生活に寄り添っているわけではないので、日常生活に清掃活動とか自然に関わる活動があればいいなと思っています。
 そのために僕は何かメリットがあればといいなと思っていて、例えば海岸清掃や川の清掃とかをしてゴミの量に応じて何かプレゼントをもらえたりとか、ほかにも清掃のなかで優しい団体のえらい人がいておにぎりをくれたりとか、お茶をくれたりとかするのですが、僕らもそういうことをしたいなと思って申請をするのですがそれは通らないのです。何か道具でないと通らないので、熱中症もありますし水とかお茶とかをあげられるようなシステムがあればいいなと思っています。具体的ですけど、それがあると僕らも安心ですし食中毒もなく安全ですし参加者も安全面を考えた上で来てもらえるのでいいなと思っています。すごく具体的ですみません。

参加者 僕がこの部活に入るまでは川のことについてはあまり興味がなくて他の人もこの部活でやっている活動をあまり知らないので、さっきも言ってもらったように学校に訪問して川のことを教えに行けたらいいなと思っています。

参加者 僕も同じようにこの学校に入るまではネコギギのことも知らなかったので、もっと広めるためにはもっと川での活動を増やしたいなと思います。

参加者 この自然をいつまでも守るためにそもそも、川と接する機会がないと思うので、まず活動の知名度が低いというのがひとつあると思います。例えばクラスの人にこういう活動があったけど知ってたと聞いても知らないと言われたので、こういうのをもっと広められたらいいなと思います。啓発だったり掲示板を作ってもらったら鈴鹿だけじゃなくて他の市とか三重県だったり広まって、皆が川に接することが増えて皆が川の大切さとか自然の大切さとか魚がいるからゴミを捨てないでおこうとか、もっとこういう活動をやってるよというのを知ってもらうためにSNSを今の高校生はよく見るので、そういうもので宣伝してもらったり、チラシだったらお父さんお母さんしか見なくて子どもは見ずに、親御さんは知ってるけど子どもは知らないというのがあるので、SNSを中心に広めていけたらなと思っています。以上です。

参加者 僕の意見は1年間に行う催し物を増やすという方法です。これは僕たちの問題になりますが、例えば子どもたちにわかりやすいようにポスターに工夫を加えるなどのほか、催し物を行う場所について例えば川であれば今の時期暑いので、自分の子が熱中症になって倒れないだろうかというような親もいらっしゃると思うので、子どもと親が一緒になって来れる場所、例えばベルシティであったりハンターのようなショッピングセンターでの催し物を増やす。僕らはハンターで環境展というものをやっているんですけど、そういう時は子どもたちがよく来てくれます。夏の鈴鹿川体験では確かに子どもたちは来るのですが、人数はハンターで行う環境展の方が多いので、親と必ず一緒に来れる場所での催し物を増やしたいなと思っています。

市長 次の世代に繋げていくために小学生や中学生にどんどん体験をしてもらって教えていこうということ、それはすごく大事だと思います。そうしていこうと思うと一方で足かせ手かせになっているのが法律であったり手続きの問題であったり、そのようなことが自分たちの中では許可がもらえないところがあるというお話だったかなと思います。許可の部分は申請したり大変なことがいっぱいあると思います。なるべく簡素化ができるようにと思ってはいるものの自然を相手にする安心安全を守っていく、それから責任を取れるか取れないかという話にもなってくるので、なるべく書類の簡素化省略化できるものは、また鈴鹿市役所に戻って、こういうご意見がありました、ということをちゃんと伝えさせてもらいたいと思っています。でも今やっている活動もぜひ続けていただいて、環境美化にも、ぜひ興味を持続的に持っていただきたいなと思います。
 海には親しみやすいけど川にはちょっと親しみにくいというお話もありましたが、そういったところを払拭するためにも今言われたみたいな活動の機会があるときには、しっかりお知らせも皆さんにしていきたいなと思います。今日のことは明日の新聞にいっぱい載せていただくと思うので、鈴鹿市とか、亀山市とか、活動の発信に繋がると思うので、そういうところは取り上げてもらえるように今日は記者さんたちもお見えですから、そういう連携ができたらなと思います。
 先生方どうでしょう。すごい頼もしい生徒さんたちがこうやってご発言いただいてますが、生徒さんたちのご発言を聞く中でこれからの自然環境を守っていく、特に鈴鹿川の環境を守っていくためにいつも部活ではいろんなお話をされているのでしょうが、一言ずつコメントいただければ大変ありがたいなと思います。

参加者 私は社会科ですので、皆に技術的な指導はできないのですが、生徒と一緒になってネコギギのお世話をしていく中で、部活に貢献できたらなと思ってやっていますので、これからもネコギギをお世話して環境保全に貢献できたらなと思っています。

参加者 昨年度から顧問になりました。昨年度から飼育に関わってきて飼育は本当に大変です。特に7月に産卵してからがとても大変で卵を数えたり死んだ卵を取り除いたり、アルテミヤのエサをやって水換えをしてというと、半日がすぐにつぶれていってしまうそういう苦労があります。それは実際に研究という面ではあまり生かされなくて天然記念物で実験できないという面もあって研究としての成果は評価してもらえないという昨年の結果でした。ですが、今年度になって環境大臣賞をもらって、その努力が報われたというところで良かったなと思ってます。
 天然記念物を飼育できるというのは非常に良いことなのですけども、飼育係にはなるなとよく言っています。ただ単にエサ、水だけの飼育係では自然科学部ではないので、しっかり生き物を見て、その生き物の生態や天然記念物だからわからないこともまだまだあるはずなので、そういうところを見た上でいろいろ環境を考えていく、このネコギギの環境はけっこう厳しいと思います。今日はあまり話されなかったのですけど、今年の川の様子はけっこう大変な状態でした。昨年の台風と今年の台風でかなり生息場所が制限されました。今年は稚魚が1年経ったものはいたのですが今年生まれた稚魚が自然界では見つからなかったので、果たして大丈夫だろうかという心配もありました。そういうところでも健気に生きているわけですけども、環境が人間の手によって変わってしまうところで絶滅する可能性がある。そういうところが大変と思うのですけども、そういう環境を考えて皆頑張ってもらえればと思ってます。

参加者 長時間ありがとうございます。昨日この会議の発言のシミュレーションをしたのですが、前半はほぼシミュレーションどおりで、後半ちょっと言い足りないことが彼らはあるんじゃないかと思います。教室に水槽を置くというのも皆に自由に入れてもらうというのは※※※※が付け足していたかな。議論もそこでできたりして例えば飲み物が出ないので鈴鹿市から提供してもらえないかとか、ボランティア団体にゴミの回収についてとか、どうしても一般的に環境保全しようと思うとぶつかる壁というのが、高校生の場合さらに難しいなというのもあったり、知名度がないことに関してはSNSの話を※※※※からしてもらいましたが、意外に何でもかんでも載せるというのは難しいことかもしれませんけど、そういうところに自由にいっぱいこんな取り組み、あんな取り組みを発信できたらありがたいなという、意外に知らないということがあるものですから。要点をなかなかうまく表現できなかったんですが、そういうことが言いたかったというところもありましたので、付け足しさせてもらいます。
 クラブのなかでもミーティングはいつもするのですが、この市長さんとの話し合いに向けて話し合いができたというのは、私にとってはすごくありがたいことで、研究も重要なのですが、意見交換がクラブの中でできるいい機会をいただいたと思っております。あとは研究成果発表とか啓発活動なんかも引き続き続けていきますので、またそういった各環境団体がやっていることもいっぱい市でも伝えていただけると参加者も増えて、分母が増えます。やっぱり興味を持つ人が増えるということが保全に繋がると思いますので、またご協力もよろしくお願いしたいと思います。言い足りないことはないですか。大丈夫ですか。

参加者 もう終っているのですが、この前、川の補強工事が行われた場所がネコギギの高密度生息地だったのです。その場所で補強工事が行われると決定されてから我々に連絡をもらったので、そういう工事を行う前に情報提供をしていただきたいと思います。

市長 ありがとうございます。まさに最後にそのへんの話をさせてもらおうかなと思っていました。今ちょうど台風がまた来ると言われていて、今回出水期に入って、そんなに鈴鹿市としてはひどい災害にはなっていないですけれども、全国各地で7月の豪雨災害であったりとか、いつどんなときにどこで起こってもおかしくないような雨の降り方であったり、異常気象や地球温暖化によって特に今年は顕著にそういった傾向が出てきています。7月の末から台風が来るなんてことは、私たちが学生のときには考えられないようなことだったのが、もう皆さんの年代ではそのようになって、教室の中で今年特に危険な暑さになる命に関わる暑さが来るということで、エアコンの問題も全国で取り沙汰されてきたり、どんどん環境崩壊になってきています。先ほど※※※※先生が言われたように自分たち人間のしてきたことが、このようなことにつながっていることは、皆さんは活動しながらよくご理解をいただいていると思うのですが。とは言え、人の命を守っていかなくてはいけないところとか、川には利水、治水、それから環境保全いろんな面を持っていますので、今、※※※※さんが言われたように、できるだけ自然環境のなかで工事をしなきゃいけないとか護岸を直さなきゃいけないとかいったときには、お知らせをさせていただきたいと思います。ただどうしても技術的にここのところを補強しなきゃいけないとなったときには、前もってお知らせをさせていただければ少し違うところに移してあげたり、もっと天然記念物の個体を保全ができるように環境を整えてあげるとか、そういうことをぜひこの自然科学部の皆さんでつなげていただきたいと思いますし、私どもも直すのは国でしていきますが、河川局にそういうお話をちゃんとさせていただきたいと思いますので、お約束はここではできないのだけれども、そういう皆さん方のネコギギに対する愛着であったり、愛情であったり、それから自然保護に対する活動の思いをちゃんと公共機関、私ども以外の行政機関にも伝えさせていただきたいと思います。環境大臣賞は皆さんがそのようなことも含めてしてきたことを認めていただいていただいた賞なので、環境大臣にも会う機会がありますので、ちゃんとその辺も含めてお話をしていきたいと思います。
 これからもまた高校生だから受験や将来のこととか、いろいろなことがあるかもわかりませんけども、地道にまた誠実にそれから今言っていただいた素直な気持ちでこのクラブ活動を通じてこれからもますます皆さん方が成長していただきますことを祈念をさせていただきたいと思いますし、ちょっと部は違うかもわかりませんけれども環境保全というブルーアースという地球環境を守ろうというような活動もこの鈴鹿高校と今後させていただく予定でありますので、ぜひ興味を持っていただいて、なかなか環境ということに興味を持っていただく方が少ないので、そういう意味で皆さんはこれから環境先進国、環境先進県になっていくためのリーダーシップを取っていただける牽引役になっていただける人材ですので、ぜひ興味を持ってこれからの活動を長く続けていただきますことをお願いをさせていただいて最後の私からの御礼の挨拶にさせていただきたいと思います。長時間本当にありがとうございました。あっという間の時間で皆さん方と話ができた大変貴重な機会、本当にありがとうございます。これからも鈴鹿のホームページとかいろいろなところで発信もしていきたいと思いますので、今後もご協力をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

※この会議録は、要約しています。

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