[環境基準]水質

ページ番号1002520  更新日 2024年1月23日

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水質の環境基準

 水質汚濁に係る環境基準は、環境基本法第16条第1項により「人の健康を保護し、及び生活環境を保全するうえで維持されることが望ましい基準」として定められており、人の健康の保護に関する環境基準(健康項目)と生活環境の保全に関する環境基準(生活環境項目)の二つがあります。

 健康項目については、公共用水域一律に定められており、生活環境項目については、河川ごとに利用目的に応じた水域類型(三重県が指定する)を設けてそれぞれの基準値を定めています。

表1 人の健康の保護に関する環境基準

項目

基準値

カドミウム 0.003mg/l以下
全シアン 検出されないこと
0.01mg/l以下
六価クロム 0.02mg/l以下
砒素 0.01mg/l以下
総水銀 0.0005mg/l以下
アルキル水銀 検出されないこと
PCB 検出されないこと
四塩化炭素 0.002mg/l以下
ジクロロメタン 0.02mg/l以下
1,2-ジクロロエタン 0.004mg/l以下
1,1-ジクロロエチレン 0.1mg/l以下
シス-1,2-ジクロロエチレン 0.04mg/l以下
1,1,1-トリクロロエタン 1mg/l以下
1,1,2-トリクロロエタン 0.006mg/l以下
トリクロロエチレン 0.01mg/l以下
テトラクロロエチレン 0.01mg/l以下
1,3-ジクロロプロペン 0.002mg/l以下
チウラム 0.006mg/l以下
シマジン 0.003mg/l以下
チオベンカルブ 0.02mg/l以下
ベンゼン 0.01mg/l以下
セレン 0.01mg/l以下
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10mg/l以下
ふっ素 0.8mg/l以下
ほう素 1mg/l以下
1,4-ジオキサン 0.05mg/l以下

河川(湖沼を除く)の環境保全に関する環境基準

項目
種類
利用目的の適応性

基準値

水素イオン濃度
(PH)

基準値

生物化学的酸素要求量
(BOD)

基準値

浮遊物質量
(SS)

基準値

溶存酸素量
(DO)

基準値

大腸菌群数

AA 水道1級
自然環境保全及びA以下の欄に掲げるもの

6.5以上
8.5以下

1mg/l
以下

25mg/l
以下

7.5mg/l
以上

20CFU
/100ml以下

A 水道2級・水産1級
水浴及びB以下の欄に掲げるもの

6.5以上
8.5以下

2mg/l
以下

25mg/l
以下

7.5mg/l
以上

300CFU
/100ml以下

B 水道3級
水産2級及びC以下の欄に掲げるもの

6.5以上
8.5以下

3mg/l
以下

25mg/l
以下

5mg/l
以上

1,000CFU
/100ml以下

C 水産3級
工業用水1級及びD以下の欄に掲げるもの

6.5以上
8.5以下

5mg/l
以下

50mg/l
以下

5mg/l
以上

D 工業用水2級
農業用水及びEの欄に掲げるもの

6.0以上
8.5以下

8mg/l
以下

100mg/l
以下

2mg/l
以上

E 工業用水3級
環境保全

6.0以上
8.5以下

10mg/l
以下

ごみ等の浮遊が認められないこと

2mg/l
以上

(注)

  1. 自然環境保全:自然探勝等の環境保全
  2. 水道1級:ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの
    水道2級:沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの
    水道3級:前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの
  3. 水産1級:ヤマメ、イワナ等貧腐水性水域の水産生物用ならびに水産2級及び水産3級の水産生物用
    水産2級:サケ科魚類及びアユ等貧腐水性水域の水産生物用及び水産3級の水産生物用
    水産3級:コイ、フナ等、β-中腐水性水域の水産生物用
  4. 工業用水1級:沈殿等による通常の浄水操作を行うもの
    工業用水2級:薬品注入等による高度の浄水操作を行うもの
    工業用水3級:特殊な浄水操作を行うもの
  5. 環境保全:国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む)において不快感を生じない限度

表3 鈴鹿市の河川と環境基準の適用類型

適用類型

河川名

基準点

環境基準AA類型

安楽川

和泉橋

環境基準AA類型

鈴鹿川

鈴国橋

環境基準A類型

鈴鹿川

高岡橋

環境基準B類型

中の川

木鎌橋

環境基準C類型

金沢川

千代崎樋門

類型指定なし

そのほかの河川

※詳しい適用類型につきましては、以下の三重県のホームページをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

環境部 環境政策課
〒513-8701 三重県鈴鹿市神戸一丁目18番18号
電話番号:総務グループ:059-382-9014 環境政策グループ・環境保全グループ:059-382-7954 ファクス番号:059-382-2214
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