水産物
鈴鹿市は伊勢湾の豊かな漁場に恵まれており、沿岸漁業が行われています。鈴鹿市の漁業は近年では主に、春季には「あさり」などの二枚貝、夏季から秋季には「いわし」などが水揚げされています。冬季になると「海苔(のり)」の養殖が盛んに行われており、年間を通じて漁業が行われています。また、天然資源である水産物の減少をくい止めるため、魚種ごとの漁期設定や漁獲量制限による資源管理、海底の底質改善、種苗放流、移植放流等により持続可能な漁業が行われています。
海苔(のり)
正式名称は「スサビノリ」と呼ばれ、国内で生産されるほぼ全ての海苔がスサビノリです。鈴鹿市では秋季の中頃から海岸線に養殖用の網が張られ、冬季の間、摘み取りが行われます。鈴鹿山麓や河川からもたらされる栄養豊富なビタミン、ミネラル、食物繊維などにより作られる海苔は、香りも高く、濃厚な旨味や口に入れると広がる甘味が特徴で、昔から馴染みが深い食材で、広く親しまれています。
いわし
一般的に「いわし」とされるのは、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの三種類で、鈴鹿市では主に、マイワシとカタクチイワシが夏季から冬季にかけて水揚げされます。
あさり
あさりは北海道から九州まで広く生息し、湾内の干潟や砂地に生息する二枚貝です。
鈴鹿市で水揚げされるあさりはエサが豊富な漁場で育ち、資源保護のため旬の時期(5月頃から7月)だけ水揚げされるため、大粒で身がやわらかく、旨味が凝縮した濃厚な味わいが特徴で、出汁に使用すると豊かな香りが広がります。
また、通常あさりは干潟や水深2メートル程度の浅瀬で生息していますが、鈴鹿市沖に生息するあさりは水深5~6メートル程度の沖に生息しているため、通常のあさりに比べてより多くの栄養を吸収しています。
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