税額の計算

ページ番号1002016  更新日 2024年2月29日

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課税計算の流れ

収入-必要経費=所得金額

  • ※所得の種類ごとに計算します。
  • ※給与や公的年金等は収入金額に応じた計算式で求めます。

イラスト:課税計算の流れ

総所得金額

 事業、不動産、給与、公的年金など種類ごとに計算した所得金額の合計です。

※所得の詳細は「総合課税される所得の一覧」をご覧ください。

所得控除額

 所得から差し引く控除です。配偶者控除や扶養控除、社会保険料控除など。所得税とは控除額が異なるものがあります。

※所得控除の詳細は「所得控除一覧」をご覧ください。

税額控除額

 所得割から差し引く控除です。調整控除や外国税額控除、配当控除、市民税・県民税の住宅ローン控除、寄附金控除など。そのほか、配当割額または株式等譲渡所得割額の控除がある場合は、税額から控除されます。

※税額控除の詳細は「税額控除一覧」をご覧ください。

税額の計算例(※令和6年度以降の内容です)

鈴鹿一郎さん(67歳)の場合

  • 給与の収入金額 3,200,000円
  • 公的年金の収入金額 2,500,000円
  • 社会保険料支払額 350,000円
  • 妻(66歳・公的年金の収入金額1,250,000円)を扶養している場合

※年齢はすべて前年の12月31日時点

1 総所得金額等を求めます

※各所得の算出方法は、「総合課税される所得の一覧」をご覧ください。

  • 公的年金等にかかる雑所得の計算方法
    2,500,000円-1,100,000=1,400,000円…(1)
  • 給与所得の計算方法
    3,200,000円÷4=800,000円(千円未満切り捨て)
    800,000×4×70%-80,000=2,160,000円…(2)
  • 所得金額調整控除の計算方法(年金の所得と給与所得を両方有する場合)
    計算式は以下の通りです。
    年金の所得(上限10万円)+給与所得(上限10万円)-10万円=所得金額調整控除
    上記の計算式に当てはめて計算します。
    100,000((1)>100,000より)+100,000((2)>100,000より)-100,000=100,000…(3)
  • 総所得金額等の算出
    (1)+{(2)-(3)}=3,460,000円…(4)
    ※今回の例では、合計所得金額も3,460,000円です

2 所得控除額の合計額を求めます

※各所得控除額は「所得控除一覧」をご覧ください。

  • 社会保険料控除額
    350,000円…(A)
  • 配偶者控除額
    妻の公的年金等にかかる雑所得:1,250,000円-1,100,000=150,000円
    150,000円≦480,000円のため、扶養の範囲内です。
    加えて、一郎さんの合計所得金額が900万円以下なので、配偶者控除額は330,000円…(B)
  • 基礎控除額
    一郎さんの合計所得金額が2,400万円以下なので、430,000円…(C)
  • 所得控除額の合計額の算出
    (A)+(B)+(C)=1,110,000円…(5)

3 課税標準額を求めます

(4)-(5)=2,350,000円(1,000円未満切り捨て)…(6)

4 課税標準額(6)に税率をかけて、所得割の税額を求めます

  • 市民税
    2,350,000円×6%=141,000円…(7)
  • 県民税
    2,350,000円×4%=94,000円…(8)

5 税額控除を求めます

※各税額控除額は「税額控除一覧」をご覧ください。

※今回の例では、対象となる税額控除は調整控除のみです。

 合計課税所得金額(今回は課税標準額と同じ)は2,350,000円>2,000,000円なので、200万円超の場合の計算方法で算出します。
 人的控除の差(平成19年時点での所得税と住民税の控除額の差)の合計額は、配偶者控除5万円+基礎控除5万円=10万円です。

  • 市民税の調整控除額
    {100,000-(2,350,000円-2,000,000円)}×3%=-7,500円<1,500円
    算出した調整控除額が1,500円未満のため控除額は、1,500円…(9)
  • 県民税の調整控除額
    {100,000-(2,350,000円-2,000,000円)}×2%=-5,000円<1,000円
    算出した調整控除額が1,000円未満のため控除額は、1,000円…(10)

6 所得割から税額控除を差し引きます

  • 市民税
    (7)-(9)=139,500円(100円未満切り捨て)…(11)
  • 県民税
    (8)-(10)=93,000円(100円未満切り捨て)…(12)

7 均等割の税額を(11)と(12)にそれぞれ加えます

  • 市民税
    (11)+3,000円=142,500円…(13)
  • 県民税
    (12)+2,000円=95,000円…(14)
  • 森林環境税 1,000円…(15)

8 年税額を求めます

(13)+(14)+(15)=238,500円

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このページに関するお問い合わせ

総務部 市民税課
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