第1回「鈴鹿市石薬師地区明るいまちづくり推進協議会」
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とき
- 平成24年6月4日(月曜日)19時~21時
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ところ
- 石薬師 まちかど博物館「偲び舎 奈可多(しのびや ながた)」
- 参加者
- 鈴鹿市石薬師地区明るいまちづくり推進協議会15人(男性12人、女性3人)、市長、生活安全部長
今回のミーティングで出た主な意見
- 子どもの安全安心について
- 高齢化の問題について
- 石薬師地区のまちづくりについて
1 開会のあいさつ(事務局)
本日は夜分お忙しいところ、お集まりいただきましてありがとうございます。「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」につきましては、昨年度から市民の皆さんと市長との直接対話事業としまして、いろいろな活動団体の皆さんと設定させていただいています。今日の市長との対話集会が本年度は1回目となります。どうぞよろしくお願いします。それでは始めに、末松市長よりご挨拶をさせていただきます。
2 市長あいさつ
あらためましてこんばんは。今日は、大変遅い時間にもかかわらず、「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」に、皆さま方にお集まりいただきまして心から感謝を申し上げます。今年度の第1回目ということで、石明協(鈴鹿市石薬師地区明るいまちづくり推進協議会)の皆さんにお集まりいただきまして、しっかりと石薬師地域のまちづくり、あるいは、鈴鹿市のまちづくりをどう考えていくのかをテーマに、2時間進めさせていただきたいと思います。普段よくお会いする方もみえますし、久しぶりにお会いする方もみえますが、今回このようなお時間をいただきまして、本当にうれしく思っています。
これまでも、このようなミーティングをさせていただいて市民の皆さんからいただく、その地域での身近な問題が、鈴鹿市の大きな課題につながるんだなということを教えていただきました。特にこの地域は皆さんが協力をし合って、まちづくり協議会を設立していただき、各それぞれの事業もしていただいて、私も何度も参加させていただいていますが、そういった意味では、今日は、地域づくり協議会を引っ張っていただいている鈴鹿市の中でも先導的な方がお集まりいただき、大変厳しいご意見もいただくと思っていますが、この後、本当に率直な意見交換をさせていただいて有意義な2時間に出来ると同時に、鈴鹿市のまちづくりにつなげられたらと思います。
今年は、市制施行70周年ですので、まちづくりや地域づくりに還元ができる事業に市民公募の事業も7つ選定し、もうすでに動いている事業もあります。70周年だからというわけではありませんが、皆さま方にもご協力いただきました、まちづくり基本条例もやっと6月議会に上程させていただく運びになりました。そういった流れもありますので、ぜひとも今日が良い機会になりますよう、この後よろしくお願いします。冒頭のご挨拶に代えさせていただきます。
3 参加者代表あいさつ(※※※※様)
まちづくり推進協議会の概要ということで、かいつまんで説明をさせていただきます。設立が昭和55年ということで、鈴鹿市でも一番古いと思っています。自治会の会員数が12年4月現在で1,909世帯です。活動地域は鈴鹿市の石薬師地区全域です。目的については、石薬師地区の社会福祉の増進、青少年の健全育成、文化体育の向上、生活環境の改善、地域社会の発展を図るため、関係機関・関係団体と緊密な連携と組織的活動のもとに住民の理解と協力を得て、明るく住み良いまちづくりを推進することを目的としています。
今年度も石明協の理事会は5月24日に開かれまして、24年度の方向や予算をすべて原案どおりとなりました。事業計画については、今までに取り組んだことも含めてご紹介をしたいと思います。
県道鈴鹿宮妻峡線の交差点改良工事で、交通安全事業の中で歩道のインターロッキング、植樹帯にはさつきの伊勢小町が植えてあります。これは県との協定で地元で維持管理をするということになっています。景観形成総合支援事業ということで、唯一、石薬師地区は手を挙げてモデル地区になっています。その成果としまして、佐佐木信綱の生家の改修事業を進めていただき終わっています。それから案内板も県道の中に建ててあります。これも維持管理を地元でするという維持管理協定を結んであります。石薬師地区内に、市街地に向けての景観に配慮された案内板や掲示板を設置するという事業で、すべて終わっています。2番目は、社会福祉事業については、今年度も会長の※※※※さんに進めていただきます。3番目は、青少年健全育成事業ということで、健全育成のパトロールを安全協会の※※※※さんの方で今年度も進めていただきます。それから、女性学級活動の助成事業は、※※※※さんに進めていただきます。子ども会育成会活動の助成事業は、※※※※さんに進めていただきます。4番目に青少年育成町民会議は私が進めていきます。5番目に交通安全運動ということで、街頭指導は、交通安全運動期間である毎月11日、21日は安全協会の会員さんで進めていただきます。5番目にまちづくり事業ということで、今年度で19回目となる「ふれあいフェスティバル」は、※※※※さんに進めていただきます。一番メインの「石薬師地区まちづくりラリー」は、来年の3月に予定していますが、今年度は視点を変えて宿場町という方向で、※※※※理事に進めていただきます。あと6番目に啓発事業として、「石明協だより」を発行するということで、※※※※さんに進めてもらいます。
24年度は、このような方向で進めるということで理事会の承認を得ています。
4 参加者自己紹介
(略)
5 事務局概要説明
(略)
6 意見交換(ミーティング)
(市長) 本日のテーマは、「石薬師地区のまちづくり」ですので、それぞれの立場から現時点での課題とかお話がしたいということがあれば、おっしゃっていただいたらありがたいです。トップバッターは大変緊張して、話しづらいですが、どうぞ手を挙げていただいて、ざっくばらんにお話をいただければと思います。この会の規則は、必ず1人1回は発言をするということですので、よろしくお願いします。
子どもの安全安心について
(参加者) 先ほど小学校のボランティアもやっているとお話ししましたが、最近、全国的に集団登校の列に車がよくぶつかってくる。当然、集団登校ですから被害者も多い。変な意味でありがたいのは、石薬師は、そんなに大都会でもないので、都市のような危険性は比較的少ないと思っていますが、それでも国道1号線を渡る所もありますので、集団登校時の子どもたちの安全、交通事故の問題があります。かと言って、これをやめてしまうと田舎まちの特徴かもしれませんが、変質者が時々出るので、どのようにしていったらいいのか、自分でも悩んでいます。行政の方で考えていらっしゃるのであればお話を聞かせていただきたいと思っています。
(市長) 最近、子どもたちの集団登校に、いろんな時間帯に車が飛び込んでくるという事が多くて、私自身も大変悲しい事故が起こっているなと思っています。通学路に関しては、グリーン帯は引かせてもらってありますか。
(参加者) 学校の近くに部分的には引いてありますが、一体これは何なんだという意見も結構あります。
(市長) 鈴鹿市では結構進めさせていただいていますが、子どもさんたちが、きちんと色の所を通るようにグリーン帯を進めていこうということですが、距離が短いということですね。地域によっては、地域の方と相談しながら両側引いています。学校の方で、右側左側どちらを通るのか子どもたちが迷ってしまうので、交通法の兼ね合いの中から、必ずグリーン帯が引いてある所は、そこを通るように、教育委員会を通して学校の方で指導するようにしています。
(参加者) 石薬師は片側278mしか引いてないので、登下校どちらかは逆を通ることになります。したがって、石薬師小学校では必ずしもそこを通るように指示を出していない。道路に色が付いているだけだと生徒に話をしていると、この前確認をしました。何のために作ったのだろうという疑問があります、かえって紛らわしいので統一をしていただくと有り難いです。
(市長) 短かければ、今言われたように意味がなく、戸惑いの原因になりますので、もう少し積極的に色を塗っていく所を学校とPTAの皆さん方と協力をしながら進めさせていただきたいと思います。学校の方とも、通学路の相談をしながら積極的に進めていきたいですので、道路部局にもお話をさせていただきます。
ガードレールや、縁石を上げるとか歩道確保するということは物理的に難しくなっていますので、そういった意味では、子どもが通る所、車が通る所、もう一歩進めると、自転車が通る所を色で分けるということは、他の都市でも進めている所はありますが、278mでは寂しいということがよくわかりました。これから頑張って引かせてもらえるように努力していきます。ぜひ地元からもそのような要望書をあげていただくと有り難いです。PTAさんが自治会と一緒になって、要望をいただくと動きやすいと思いますので、お願いします。
今、通学路の見回りもパトロールとか沢山していただいてお世話になっていますが、この地域もそうですか。
(参加者) 学校のボランティアや、シニアの方にお願いして登下校時にやっていただいています。小学校のPTAの方もやってみえますが、どうですか。
(参加者) 地域差があります。学校に近い所は地域でできますが、学校から離れた田舎の方は親がついて送り迎えしています。
(市長) 見守りパトロールと青少年健全育成のパトロールは違いますか。
(参加者) それは、交通安全協会の方でやっています。
(参加者) 主に11、21日の早朝の街頭指導をメインでやっています。
お聞きしたい事が一つありますが、交通安全ののぼり旗がたっていますが、通学路付近に立てたら撤去してくださいと市の方から言われたことがあります。それは、ここは通学路だということを知らせるために立てているので、大目に見てほしいと思います。景観美化の関係のようですが、信号機や横断歩道の近くは控えてくださいと言われたことがあります。ちょっとしたことですが、ドライバーに啓発するには必要なので、お願いします。19年から22年ぐらいの間に県から指導がありました。
(生活安全部長) 景観条例というものがあって、市の都市計画課が担当ですが、屋外広告物の規制がいろいろありますので、その中で立てられない場所があるということで撤去をお願いしたのかと思いますが、一度確認をして、どのような場所が立てられないとか、どのような所は大丈夫かお答えさせていただきます。
(参加者) 一応は知っていますが、通学路の所だけは大目に見てほしいです。
(市長) グリーン帯だけではなくて、事故も増えてきていますので、啓発ということも含めて通学路のある部分だけでも、ということですね。担当の方と話をさせてもらいます。
子どもの安全安心というのは地域の皆さん方に見守っていただきながら行っていますが、今、言われる部分は、きちんとドライバーに分かるような活動や方法を物理的にしていくことが、安全につながると理解をさせていただきましたので、許容範囲を広げられるかどうかを含めて検討させていただいて、お返事をさせていただきたいと思います。
高齢化問題について
(参加者) まず、民生委員として取り組ませていただいている部分については、鈴鹿市には12のブロックがあるというのはご存じだと思いますが、石薬師地区は北西ブロックですが、石薬師・加佐登・井田川・庄野の4つの地域で北西ブロックです。他のブロックでもだいたい取り組んでみえるのは共通した部分もありますが、そういった取り組みの中で、一つ感じているのは孤独死ということです。
この石薬師においても数年前に孤独死があり、今年に入ってからも孤独死がありました。今年の場合は、長い間発見できなかったということではないのですが、内容的には、2月に給食サービスを受けてみえる方で、第3水曜日が給食サービスの日になっていましたが、夕方給食サービスをお持ちした時に応答が無く、夜に何度行っても応答が無く、翌朝も行きましたが応答が無く安否が確認できないということでした。それから2日後に、近くの親戚の方が窓から入って確かめたら、倒れておられて、救急車を呼んで死亡の確認をされました。結局いつ亡くなったかと言うと、給食を持って行った翌日には、バスで買い物に行かれていたのを近所の方が見掛けていますので、おそらくその翌日に亡くなられて、翌々日に倒れられているのを発見しましたので、孤独死と言っても発見が遅くなったわけではないですが、このようなことが石薬師地区で起こっていますし、もちろん鈴鹿の他の地域でも起こっています。そういう場合には、市の民生児童委員協議会に報告をするということになっていますので、他で報告された事例も私たちも分かります。
あと、1年前に近所の方から息子さんと高齢の方が住んでいました。近所の方が、最近見ていない、夏の暑い日も窓が閉まったままだということで心配されたので、担当の民生委員と私と様子を見に伺いましたが、鍵が掛かっていて連絡が取れませんでした。なんとか息子さんと話ができて、お父さんに会わせてくださいと了解を得て生存を確認しました。その後も気になって、結局、昼間は確認できませんので、夜息子さんに会わせてもらいに担当と私とまた行きましたところ、数日前に亡くなってお葬式を出したということでした。民生委員もそのことは知らなかったようです。
長くなりましたが、私が申し上げたいのは、民生委員の活動と、自治会の活動の連携というか、私たちが自治会の組長会議や催し物で会わせてもらうのも大事ですし、第一自治会ではすでになされていますが、同じ石薬師地区でもなかなかそういったかたちになっていない所もありまして、自治会長にお願いして、いろんな情報が入ってくるようにお願いしています。しかし一方では、個人情報保護法などがあってこれがプライバシーの壁になって、なかなかコミュニケーションが取りにくい。そういった保護法や保護条例があってもできること、あるいは方法とか、ということで、私の地区では地域住民の名簿がありますので家族の状況も分かりますし、動きが非常につかみやすい。なかなかそれを作れない自治会もあるわけです。だからその辺りを、専門の方に来ていただいて勉強会をしたらどうか。もちろん、個人情報を漏らさない、守っていくというのは大事ですが、一方では地域のコミュニケーションを強めていくためには乗り越えていかないといけない部分があると思いますので、その条例の中でどういう範囲まで出来るのかといった事や、どのようにすれば出来るのかという勉強会をする機会を作っていただくとありがたいと思います。
(参加者) 私も、一人暮らしの方が亡くなっているのを発見しました。それはやはり、テレビでもやかましく言っていますが、親子関係がうまくいっていないんです。このお家も娘さんと全然親子関係ができていなくて、通帳も権利書もすべて娘さんが持って行かれて、病院へタクシーで行くのも、これはタクシー代、これは医者代と行く時に渡されていました。私も、なんとかしてあげたくて、毎日1人でいらっしゃるのも大変だと思って、デイサービスのお話もしましたが、お金がいるということで、そのおばあちゃんが、ただ話し相手になってもらえたらいいからと言われ、月に8~9回お邪魔していました。それでも、亡くなってから発見までに1日経っていました。最後は、娘さんもかなり警察に怒られていましたので、本当に申し訳なかったとお礼にみえました。
それに関して、これは要望ではありませんが、東北の方で地震がありましたので、一人暮らしの方は地震がきたらどのように動いたらいいのか不安がっていると思います。今までは、健康教室を各地区でしていましたが、今はこういうことをしている事態ではありませんので、健康教室をやめて防災の方で取り組んでいこうと内容を変えて皆さんと進めていきたいと思います。また、一人暮らしや身体の不自由な方で、教室の会場まで行く手段のない方については、民生委員が送迎をして参加していただけるように努力しています。石薬師だけではなくて、鈴鹿市でも一人暮らしの方を地震がきたらどのようにしたらいいのか、市の方でも進めていっていただければと思いますのでお願いします。
私も見回っていますと皆さん不安がってみえます。有り難いことに地区からお金をいただいていますので、皆さんに安い電池か何かをお渡ししようかと考えているところですので、また市の方でも考えていただければと思います。
(参加者) 自由が丘は、センターで聞きましたら約2,280人、840世帯みえるということで、地震が起こったら、どこへどのように集まったらいいのかということで、公園に集まっても果たして入りきれるのか、石薬師小学校の体育館も、もう35年経っていますし、小さいので、そこへ石薬師の方が皆さん入れませんので、一体どうすればいいのかお尋ねします。
(市長) 石薬師地区に一人暮らしの方はどれくらいおみえですか。
(参加者) 見守り訪問をさせていただいているのは、65歳以上一人暮らしの方で94名です。これは、一人暮らしでも申し出のあった方だけですので、実際の65歳以上の一人暮らしの方の人数はつかめていないです。94名の方を私ども民生委員13名がそれぞれが、多い人では十数名、少ない人では3~4名の方を担当しています。
(市長) 先ほど、給食サービスの話も出ましたが、その中でも民生児童委員の方にはお世話になって、お一人暮らしの方や、ご夫婦でみえてもなかなか動けないという方にサービスしていただいて、いろいろやっていただいているので、なかなか民生委員になっていただける方が逆に少なく、長い期間お願いしている状況だと思います。
石薬師地区でも高齢化が進んでいるのですね。子どもさんたちの青少年活動が元気なので高齢化は低いと思っていましたが、今のお話を聞かせてもらっていると孤独死があるということは、高齢化が随分進みつつあるということですね。
(参加者) 私のところも昨年から比べると、一人暮らしの方は2名増えました。自由が丘で多い方は給食サービスを12~13名配ってみえます。留守だと2、3回訪れたりしてみえるそうです。私は前日に確認を取りますので、私はスムーズにいっています。
(参加者) 自治会に入らない方が出てきています。入らないと広報は直接市役所へ取りに行ってくださいとか、ごみについては出すなとは言えませんので、当番がありますからしてくださいとか、それができないと言われると、ごみを出してもらうと困りますという対応になるようです。自治会をやめると言う方は、自治会にいると組長やら順番で回ってきたり、付き合いも嫌だからと一人暮らしや高齢の方でやめられた方が、私の組で今年2人みえます。若い方は子どもさんの付き合いもありますから抜けることはないですが、高齢の方で自治会に入らない方の取組みはどうでしょうか。市全体でも入っていない人は増えていると思いますが、どんな層が多いか分かりますか。
(市長) お年寄りで抜けられる方もみえますし、若い方でも他所から来て入らないという方もみえます。いろんな考え方をされる方が増えてきましたので、昔よりは増えてきていると思います。それを地域の中で皆さんにお世話になって、少しでも加入してくださいというようなことですが、皆さん方のご努力のたまものだと思いますが、市の方から自治会に入れとは言えませんので、あくまでも任意でご加入いただいています。
(参加者) 私たちは、自治会に加入の有無に関係なく、見守りを取り組んでいますが、ただ、そういう方については、自治会と関わりが少ないといろんな情報が入りにくいということで述べさせていただきました。
(市長) 民生委員さんにお世話になっている災害時要援護者台帳もできるだけ新しい情報でということで、1年ごとに更新しています。そのシステム化も市の方で取り組ませていただいています。地区市民センターには、台帳を配付してありますので、いざ災害の時には活用いただけるようになっています。
(生活安全部長) ご本人の同意を得た方については、名簿を自治会長にお渡ししています。それ以外の方は、地区市民センターに台帳がありますので、いざ何かの時にはそれを使っていただいて、皆さんには安否確認をお願いすることもあるかと思います。
(市長) 先ほど言われました保護法の関係は、ここの地域だけではなくて、どこに行っても一緒の事を必ず言われます。特に高齢者が増えてきたので、ここまでは規制緩和をしてほしいというように言われています。法律の関係ですので、国や県の関係ですが、地域でそのような問題が出てきていることは常に国の方にもお話はさせていただいております。やはりプライバシーと災害が、東日本大震災があったので余計に問題がクローズアップされていますが、できる限り地区市民センターには把握ができる状況にしておかなければいけないと思っています。一元化を利用して速やかに情報が伝達できるように、皆さん方に分かっていただけるようなシステムをなんとか構築させていただきます。
勉強会については、またそれぞれ団体さんと相談させていただいて、民生児童委員さんだけではなく、自治会さんとも相談させていただいて、私どもでコーディネートができる部分があればさせていただいて、このようなご要望があるということは検討させていただきたいと思います。
(生活安全部長) 防災教室のお話がありましたが、それについては防災危機管理課で各自治会を回らせていただいて、いろいろやっていますので、そこへ相談していただければ調整させていただいて講演に来ます。そこで、一人暮らしの方が不安がっているので、どのように対応したらいいのかとか、テーマを言っていただければ、そのような内容でさせていただきますので、申し込んでいただければと思います。ただ、去年の3月以降、非常に混雑しているようです。
あと、避難場所として体育館はどうなのかという問題ですが、体育館につきましては、長期間滞在していただく所ということで指定していますが、まず最初災害が起こった時には、それぞれの自治会でお持ちの集会所などがあれば一時避難所ということで、そちらへ行って様子をみていただいて、次に体育館に避難していただくわけですが、確かに手狭ですので、その時は、例えば教室を開放するとか臨機応変に対応したいと思いますが、その運営も地域の方がまず初動体制を取っていただかないと、市の職員が、すぐにそれぞれの所へ出向くのは多分無理な話になると思いますので、そういったことも含めて地域の自治会の関係の方や民生委員、老人会の方が連携をしていただき、防災危機管理課でマニュアルを作ると聞いていますので、そういった物を見て、どうしていったらいいのか地域の中で考えていただければと思います。
(市長) 体育館は大きな事業になりますので、学校の施設も計画的に整備をさせていただいていまして、公共施設は今度、平田野中学校の移転が完了しますと、100%の耐震化になります。どこに逃げていただいても大丈夫ということになります。もうすぐ平田野中学校の移転工事が始まります。それでも、こちらは古いし手狭だということはよく存じ上げていますし、文化祭等でお伺いすると、いつ建て替えてくれるのか皆さん方から言われますので、認識はしていますが23地区ありますので、公平性を保ちながら、できるところから予算のある限りやらせていただきたいと思っています。
高齢者のお話が続きましたが、子どもさんのお話とか、ここの博物館にある古万古や佐佐木信綱さんとか文化のお話もあると思いますが。
石薬師地区のまちづくりについて
(参加者) 宿場町を活かしたまちづくり的なお話を少しさせていただきます。私ども、三重県が主催している「まちかど博物館」を引き受けさせていただいていますが、鈴鹿市は全く関係のないように感じるのですが、これを何かに活かす当てがあるのか、鈴鹿市として、このような施設があるのならうまく使えるというようなお考えがあるのなら教えていただければと思います。
それに伴って、ご存知のように佐佐木信綱記念館が目の前にありますので、最近、近鉄やJRさんを使っていわゆるウオーキング、河曲駅から考古博物館を回って加佐登駅までというコースになっているようで、ここ数年みるみる人がたくさん通るようになったと思います。おそらく記念館さんも入場者数を見ればうなぎ登りだと思います。それを見るにつけて思うのは、例えば、トイレの問題があります。通り道で、長い宿場町ではありませんから1kmくらいだと思いますが、トイレとしては3つほど、大木神社さんと石薬師寺さん、佐佐木信綱記念館が使っていただけます。ただ、大木神社さんも石薬師寺さんは個人的な施設ですので、参拝者さんに限るというような注意書きがありますし、昔ながらの古いトイレですので、うまく整備すればまちづくりは、景観ばかりではなく、トイレを造っておけば、トイレの表示看板を立てるだけでも人が来やすくなると思います。駐車場の問題もそうですが、田舎ですから駐車場は大丈夫だと思います。でもトイレはお金が掛かりますが、石明協ではお金が無いし、そうなるとお考えいただけないかということになります。まちづくりというのは、そういうこともあるのではないかと思いますので、お考えいただければと思います。
(市長) 今、いいヒントをいただいたと思いました。トイレを造ってほしいと言っていただくところがあれば、ここのまちからトイレを外してほしいということもあります。と言いますのは、公共的に絶対に必要だということで計画はするのですが、トイレのあり方でいろいろ議論があって、多目的トイレを造ると、その管理はどこがするのかとか、トイレを造ったがために不審者が居座ってしまって寝泊まりするようになったので、外してほしいという地域もありました。まちづくりの観点の中で、おもてなしの心の中で、トイレはやはり必要だという声もあります。それもここのまちづくりに見合った雰囲気の中でのお手洗いがあれば、すごくいいだろうなと、すごくいいヒントをいただいたと思い、うれしかったです。
「まちかど博物館」の件は、県の事業です。行政の悪いところで、県の行政と市の行政の連携が取りづらいところに問題があると思います。県民センターで中心になって進めていただいて、「美し(うまし)国おこし三重」の中で「まちかど博物館」事業をやろうということで、いろんなNPOさんや市民活動団体さんにぜひ「美し国おこし」に参加してくださいということで、「まちかど博物館」ができた経緯があったと思います。その中に、何故か市が入り切れていないというところが問題があるのだと思います。そう言いつつも、16年度くらいからずっと続いていて、歴史としては10年弱程経っていますので、今さらどうやって市の行政が関わっていったらいいのか、県とうまくコラボレーションが取れていないのが問題があると思います。県の方向性も、今までの「美し国おこし」から知事さんが代わって随分変わると聞いていますので、これをきっかけに良いまちづくりや博物館事業をやっていただければと思っていますので、今後は、そこに私たちも、関わっていきながら「まちかど博物館」事業の展開をしていくとか、一緒にできないかという思いはあります。なんとか情報交換を県の方に頑張ってさせていただきたいと思います。今年、県の方も地域連係部をつくっていただいて、いろいろな協議会などで、もう少し積極的に関わっていくとご提案をいただいていますので、その辺また今後、検討をさせていただきながら、資源もあることですので、積極的にまちづくりに参加をしていきたいと思います。
(参加者) 「まちかど博物館」は、ある物を使ったらいいじゃないかというだけの物ですので、今ある大木神社や石薬師寺のトイレが汚いのなら、石明協が掃除をすればいいかと考えましたが、そこまで言うと、と思ってやめました。
(参加者) 石薬師小学校の外のトイレもどうにかならないのか切実に感じます。私はジュニアバレーを教えていますが、特によそのチームを招いた時は、屋外のトイレしかありませんので大変辛いですので、よそのチームをなかなか呼べずに出掛ける一方です。体育館がらみのトイレですので、順番ですから難しいんでしょうけど。
(市長) よく検討させていただきます。
(参加者) 本当に外のトイレは、切実に早く替えていただきたいと願っています。汚い、臭い、暗いと三拍子揃っていますので、ぜひ他をおいてでも、すぐにでもしていただきたいです。
(参加者) 体育館の件ですが、今、小学校と教育委員会と自治会と役員とPTAの役員も入っていただいて体育館建設委員会というものをつくって議論をしていて、できる限り早くやりたいと言っていますが、なにしろ土地の問題などがありまして、早く方向性を出しておかないと、そこに家を建てられて買うことができなくなったりしますので、これについてはある程度方向性が出たら、土地等について先行投資的にぜひお願いします。
それから、私から特にこんな提案はどうですかということですが、石薬師は確か昔この石明協ができた時は、総代会が団体を集めていただいた当時の会長が忙しいので、副会長の※※※※さんにやってもらえないかとお願いして、頭が下がる思いですが、そういう形でいろんな団体が集まっています。これは他のまちではない組織だと思います。これらをいかに活かしていくのかというと、ベース的にいかに活用していくのかは、まちづくり条例もできると聞いていますが、その中で人と金と場所なんです。それがあって初めて一つの物ができると思います。金は、今こんな状態ですから無いのは分かっていますから、そんなことは言いません。
一つ例を挙げると、今まで行政におんぶに抱っこということで、先ほどから話が出ていましたが、トイレの問題でも、造るけど掃除をしてくれと言うと、なかなかしてもらえないのが現状です。まちづくりは市民と行政が一体となってやっていくのが原則ですから、その時の居場所、例えば、これはできるかどうかは別として、市長も就任された時に、地区市民センターは地域の拠点だと言われていました。行政事務がありますので難しいかもしれませんが、公民館は地域の活動の場所です。今、併設公民館は、どちらかというと市の方が事務的なことをしてもらっている。こういったものを思い切って地域に投げ出して運営からやっていただいて、個々の地域で持っている安協さんとかPTAさんとか民生委員さんとか、そのような方がそこの事務局的な包括的な中で活動の拠点としてやっていくことになれば、地域に力がついていくのではないかと思います。あくまでも行政と平行線同士でやっていくのはうまくいかないと思いますから、センターそのものをできたら将来的には地域に任すとか、それぐらいの思い切ったことをしていただいて、「私たちのまちは私たちの手で」というまちづくりの原則を地域に投げていくということ、そしてそれに対して支援をしていくということ、そういうシステムをぜひ構築していただけると、この石薬師は、他の地域よりもっと先進地的になっていくと思います。
今までは活動もマンネリ化していたところもありますが、それなりの立場で皆さんが関わって一つの物をやりとげていますから、これを更に飛躍するためには、居場所づくりがあれば、自分たちでやらないといけないという答えが出てくると思いますので、今は、なんとかしたら行政がやってくれるというところがありますので、そういう土壌をそろそろ種をまいていっていただくのもいいんじゃないかと思いますので、これは検討していただきたいと思います。
(地域課長) 地域部屋というものを、公民館と市民センターが一元化をした時に、併設館となった所では、併設館になるまでに館長さんがおみえになった館長室を地域の方にもっと使っていただけるように、という構想で一元化を進めてきた経緯があります。これは行政が駄目なのですが、それがなかなか併設館すべてのところに周知啓発が行き届かなかったということがあります。先ほど出たように、新しく出来ました稲生、若松にも、それを基に考えて地域の皆さんに自由に使っていただくような地域部屋というものを建設準備委員会の段階から設計をして造ってありますので、現在、特に稲生と若松においては、相当活発に地域部屋を使っていただいています。他の所も、玉垣や箕田もそういう部屋はご用意してありますので、箕田は地域づくり協議会としての設立はさせていませんが、そこで青少年育成町民会議とか体振の会議をして、協議会はないけれども、地域づくりのためにしっかり活用していただいていますし、玉垣もその部屋で地元の会議や歴史史誌編纂を18年頃からしていただいていますが、それもこのお部屋を使っています。担当課も含めて場所づくりというのが重要であると思いますので、啓発などはしっかりご意見を参考にしながら進めていきたいと思います。
(参加者) よく分かっています。行政が場所だけ作るからなんとかしろというのではなくて、そろそろ運営すべてを地域がやっていくという姿勢を、行革の意味でもプラスになりますので、そういう部屋をつくってあげるから後は勝手にやりなさいよと言って、管理運営は市でやっているのではなく、ここは思い切った形でやっていくという、そこまで踏み込んでいかないと「私たちのまちは私たちで」という原点にいかないと思います。最近総代会の会長の立場として痛感していますので、石明協の皆さんも一生懸命やっていただいていますので、こういうものも更に飛躍していくためには、地域が責任を持ってやっていくという自覚を持つ意味でも、もう一歩先に進んだ方がいいと思います。これは総代会の会長として検討していただきたいということで、要望ではありません。やはりそこには、金やシステムが必要ですから、ぜひ検討していただくとありがたいと思います。
(市長) 地区市民センターを地域の皆さん方で運営していただければ、これほどありがたいことはないと思いますし、情報発信の場にもなりますし、市役所が間借りをして窓口業務だけさせてくれというような展開になれば、非常に最高だろうと思います。そのための第一歩で各地域に地域づくり協議会をうまくつくっていただこうということですが、この地域はもうありますが、他にまだない地域がありますので、そういうところに力を注ごうと、いろんな地域でつくっていただくようお願いをしています。ですから冒頭でご挨拶させていただいた中で、石薬師は地域づくり協議会のリーダーシップになっていただいていますし、これからも、もっと先導的な活動をしてほしいと究極的なことを今言っていただいたと思いますので、ある意味、意志表明をしていただいたととらせていただきます。あとは、最終的には地域予算です。人はいますし、場所もありますので、組織が出来ていれば、そこに地域予算をどのように入れていくかということになると思うので、実は今日も行革の会議がありまして、仕組みづくりと、地域予算、地域全体にどのように下ろしていくのがいいのかという仕組みを考えていこうということで、話をしたところですので、なお一層これだったらできるとか、こういう事は今考えているとか教えていただけると一番良いかと思います。
牧田地区が、地域全体での地域予算というものでつくり出そうとやっていただいています。3年か4年掛けて、今年やっといっぱいあった補助事業を整理できましたということで、少しやり始めましたので、ここの地域でももっと進んで出来ると思いますので、逆にお願いしたいと思います。近い将来に出来ればと思います。
(参加者) モデル地区にしていただいて、その中で良いこと、悪いことを整理してやっていくのも良いと思います。
(市長) モデル地区に手を挙げていただいたと理解しますので、ぜひお願いしたいと思います。
(参加者) 私は、去年、鈴鹿市の社協から大垣市の社協を訪問させていただきました。あそこは行政のスリム化ということで、社協も公民館も先ほど言われていたような形になっています。
現在、民生児童委員会、社協は、地区市民センターの担当の方がいてくださるので、3年が1期で、少なくとも2期はしてくださいとお願いしています。そうでないと皆代わってしまいます。今、やれているのは、センターの担当の方がみえるのでやれている部分があると思いますが、確かに※※※※さんがおっしゃったように、皆で自分たちのことはやっていこうとするのは、一つの向かうべきところだと思いますが、現実として考えた場合、熱心な核になる人がいないと、なかなか進みにくいということが、大垣を訪問させてもらって思いました。片一方では今の在り方がありがたいなとも思います。
(市長) 出来るところから進めていけるように頑張ってやっていきたいと思っています。
(参加者) 私たち一般の人間としては公民館の館長は市の職員としか見れないです。以前は、公民館の館長は地区の人でしたが、だから今のまちづくりそのものも、自分が推進委員に入っていながら、なんとなく役所にリードされているという感じがぬぐえないです。やはり、実際の姿を見るのは、地区の人が館長をやっていろいろ進めていくのが本当のまちづくりだという気がします。
(参加者) 私は教員を退職してからも5年間、地元の小学校でやらせてもらいましたので、石明協と学校の橋渡しみたいな事が出来てうれしかったのですが、まちづくりというのは、将来的には地域で子どもをどう育てていくか、それが20年、30年後まで生きてくると思います。それで、まちづくりですが、子どもたちはその地域のまちに残るかどうかは別問題として、やはり教育が充実していないと駄目だと思います。
私は、学校にいると、どうも予算が硬直しているように感じます。各小学校予算の枠があり、それを何に使うか管理職と事務員で割り振りするわけですが、修理費などは予定通り壊れるわけではないので、足らなくなる場合もあります。そうすると、最後の方で流用してもいいということですが、流用すると枠があるわけなので、他の枠が減るわけです。流用してもいいけど、流用して動かしたら、こちらは少なくて済んだのだから来年はその減った枠でしか予算をつけませんよ、と言われると事務員が言います。そんな訳ないだろうと僕は思いますが、教育委員会に確かめたこともないので分からないです。本当は、そうではないけれど、事務員が説明を受けている間にそういう雰囲気になってくるのだろうと思います。その辺りの、学校の常識は世間の非常識と世間では言われていますので、教員も非常識か分かりませんが、まとめている教育委員会も我々が考えているのとちょっと違うような気がします。学校独自の事をしようとして、石薬師は「信綱のかるた」とか、短歌とか頑張っていると、そこへたくさん予算を注ぎこんだら足りなくなる場合もあるわけです。だから、その辺りを足りないからもっと欲しいと言えるようなシステムがないのかと思います。予算はあればある程、子どもはきっとよく育つと思います。
(市長) 鈴鹿市は、教育予算は少なくなくて、部長次長は皆さん分かってみえると思いますが、実は教育が一番予算を付けています。少人数学級のお話とか加配のお話とか、障がい者の子どもさんたちにどのようにしていくのか、あるいは外国人の子どもさんが多いので、多文化共生の授業はどうしていくのかなど、教育にまだいるのかと言うくらい付けさせていただいていますが、その一方で、おっしゃっていただいたように学校の施設整備の部分は、どうしても老朽化しているところから付けていかざるを得ない部分と、体育館などは計画的に建て替えの時期の計画を立てていますが、佐佐木信綱さんのお話とか、例えば、庄野や庄内でホタルをやっていただいたり、あと稲刈りなど自然にふれるような情操教育の部分の中での予算をどのように挙げていくのかといえば、おっしゃっていただいたような特色のある学校づくり中での制度の確立というものが必要なのかと思います。一方で施設整備に関しては、これだけでおさまったから来年もこれだけです、ということはないです。ちゃんとここの学校にはこれだけだと、掛かってくる経費なので学校に入っているはずです。運営費と施設整備費は別に出ていますので、実は、今年の小学校と中学校の施設整備費は教育委員会にたくさん付けました。今言われたのは、学校運営費の話だと思いますので教育委員会に確認をしますが、学校運営費の方は別で付けています。
(参加者) その運営費とか細かいことは分かりませんが、年度当初に枠をどうするか教育委員会に出すわけです。その枠で運営していく計画をするのですが、計画通りにならない場合もあります。信綱の関係だと畳が傷んでくると買い替えますが、始めに予定していないと、他の予算を回すことになる。でもこちらを回すと、こちらは少なくて済んだのではないかと言われ、年度当初の計画がずさんだという指導が入るということです。
(生活安全部次長) おっしゃられたような予算のつけ方を教育委員会がしていますと、年々予算が小さくなりますので、そういったことはやっていないです。
(参加者) 今言われたように、かるたとか佐佐木信綱は地域と密着した事業推進をやっていくというのは、地域と連携している特色のあるようなものについては、学校の中の予算ではなくて、佐佐木信綱に関連している他の部から事業費を出してもらうとか、そういった形の方が地域の主体的な居場所が確立すると思います。市長が言われたような地域予算が形になってくれば、地域で相談しながらやっていけると思います。教育の予算は分からないので、ここで話していても仕方ないので、また後日報告してください。
(市長) 今言われたように、それぞれの地域によって特色が違うところからつけられるようなシステムも必要かと思います。今年も実は、女性の先生が休む場所がないからカーテンを付けてくれとか、畳が欲しいとかソファーが欲しいという要望に対して施設整備費をつけさせていただきましたので、学校の中での運営の仕方と教育委員会とで感覚が違うのかもしれませんが、一度確認させていただいて、ご説明させていただきます。
(参加者) 先ほど※※※※さんが言われた、公民館の一元化になる時の場所の問題に対しては、以前からずっとその話は出ていましたが、具体的な事が出ないままに良くない方向に行ったような気がします。まず、飲酒の問題や喫煙が公共の施設で当然のことですが厳しくなったので、地域でも今までは一杯飲みながらやっていたようなこともありましたが、なかなかうまくいかなくなって、それを緩和しろとは言いませんが、現実の問題として、いくら公民館に地域の部屋があって、僕らも利用させてもらっていますが、会議と違う所で政治が進んでいくというのが世の常で、やはり石薬師地区も、会議は公民館で行われますが、政治は飲み屋さんなんかで行われているようなことがあります。そのような極端な場所でなくても、お年寄りの方が寄れるようなという部分では、例えば美味しい物が食べられるとか、美味しいお茶が飲めるというレベルで、いろんな事が許してもらえるような、地域で運営するようなレストランまでいかなくても、昼間からおいしい物が食べられるような場所をつくることは難しいかも分かりませんが。地域で面白い物をつくっていけたらいいなと思っています。
施設や敷地という部分をどのようにとらえていくかということで、今言われたように、会議室を使ったらいいじゃないかというレベルではないということを許してもらえないかと思います。許してもらえたら、面白い石薬師ができるかもしれないと思います。
(参加者) 私どもでまちづくりをするとなると、何をしたらまちづくりになるのか、どうしたらいいのか、というのは私が2年前に体育振興会の会長になった時の考えでした。まちづくり推進委員という名前をいただき、またその中では幹事をさせていただき、自治会長では理事ということで石明協に入っています。その中で、スポーツを通してなら協力できるかということで、年に2回の球技大会とグランドゴルフ大会などを開催させていただいて、横のつながりを広げた結果、1チーム足りなかった場合、そうしたら連合をつくろうじゃないか、皆で力を合わせようというのが、まちづくりの第一歩かなと感じる今日この頃です。私が自治会長になり、石明協の理事になった時に、石明協とは、まちづくりを達成していくんだと言われました。自治会長になったばかりだったので、まちづくりについて一生懸命考えていたら、ある日、北町の地蔵堂に花が挿してありました。この花は1年間枯れないよ、とある人に言われました。
これが、まちづくりの第一歩かと考えを変えて、スポーツを通じて皆さんと和気あいあいとやりながら、横のつながり、諸先輩方、皆さんみえる中で一生懸命させていただいています。その中でグランドゴルフを県営馬術場で毎年させていただいています。県営馬術場は昭和の薫りのする素敵な建物です。これをどうにかして、市長さんが、県の方へ言っていただいて、もっと素敵な馬術場にしていただいたら、国体なども呼べるのではないか、県営馬術場が1つあることによって石薬師地区なんだと言えると思います。
(参加者) 不勉強なので教えていただきたいのですが、市長は3月の定例会にまちづくりの3つの方針を発表されて、その中で財源として税金の滞納をなんとか少なくしてそれを財源に充てようという発言をされていますが、この滞納は財源に考えられるほど大きいのですか。僕らから言うと、そんなにあるのかと思います。いわゆる逃げ得、もらい得の世の中を象徴するような感じがするのですが、その辺りどのくらいあるのですか。
(市長) 現年度分というのは、皆さん方毎年納めていただいていますが、その税金というのは、約98%納めていただいています。過年度分も含めて滞納分の徴収向上に努め、財源の確保を頑張っていきたいと思います。
(参加者) 石薬師は宿場まちですが、よく会議の時に、宿場まちということが話題になりますが、それを何とか活かせないかということです。石薬師町として何か売りものがあるかと考えた時に、宿場まちは一つの財産になり得ると思います、大きなテコ(梃子)になり得ると思います。ただ、石薬師だけでいくら頑張っても、その特色を活かせるというのは、甚だ小さいものだと思います。例えば、宿場まちを全国的に考えるとすごい数です。東海道五十三次だけでもそうです。例えば、そういうまちの市長さんが集まって、宿場まちサミットみたいな形で、全国的にまちづくりや地域おこしを盛り上げていくというような会合はありますか。
(市長) 今、首長さんたちでのそのような会合やサミットはないです。それぞれの市独自で、盛り上げていくという形式が多いです。県知事さんですと、共和国サミットとか広域で東海道だけ集まったりしますが、東海で言うと東海市長会という東海地区の市長さんが集まって定期的にする会はあります。県の中では、亀山と一緒になって鈴亀地区の市長会とかありますが、宿場町や里山のサミットはありませんので、とても良いお話をしていただいたと思うので、東海道だけでもそういう発信をしていって最初は少ないかもしれませんが、共通サミットはできるような気がします。
(参加者) ぜひ、鈴鹿市には石薬師や庄野と五十三次の宿場町が2カ所もあるわけですから、市長さんが音頭をとって、全国的にそういった風を巻き起こしてほしいと思います。その中で石薬師も活性化がより現実のものとなってくると思います。
あと、話は変わりますが、5月の中旬だったと思いますが、朝日新聞の有論というコラム欄に、浜松祭りの事が述べられていまして、日本の活性化のヒントになるということです。それを見ると、子どもは将来的にとても重要なわけですが、浜松の祭りというのは、初子(はつご)、初めて子どもが生まれた人を浜松市が全市をあげて80万を超える政令都市ですが、全市をあげて初子のお祝いをするそうです。それは、ものすごい参加数になるそうです。鈴鹿もすずかフェスティバルとかありますが、やはり祭りや行事が成功するかどうかは、関心と参加意識だと思います。自分が参加していると興味が出てくると思います。どこかで祭りがやっているなという程度では、祭りは成功しないです。浜松の場合は、記者が、これは日本の活性化につながるのではないかと、ものすごく注目して書いていますので、ぜひ読んでいただきたいと思います。
(市長) ありがとうございました。今日は、皆さんそれぞれの違ったお立場の中から、お話をいただきました。最初に子どもの安全安心から始まりまして高齢者の独居老人を含めた見守り、あるいは文化や芸術をどうしていくのか、最後に宿場町のお話も出ましたし、地域づくりの運営は地域に任せてくれと力強いお言葉もいただきました。学校の中での運営の問題もありますし、幅広いご意見をいただいた中で、参考にさせていただいて、この後持ち帰らせていただいて、ご質問いただいた部分は、きちんと担当課からお答えをさせていただきますし、今後の鈴鹿のまちづくりとか大きな政策の中で反映ができる部分のヒントをたくさんいただきましたので、頑張ってやっていきたいと思います。具体的にできるところは、なるべく早く進めさせていただきたいと思いますので、最初に出たグリーン帯のこととか、のぼり旗の話もあると思います。大きな話から具体的な話までいただきました。
しっかりとご議論いただきましたことを感謝を申し上げますと共に、より良いこれからの市政運営につなげていきたいと思います。本当に長時間ありがとうございました。
※この会議録は、要約しています。
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