第1回「各地区地域づくり活動団体(協議会)代表者」

ページ番号1006386  更新日 2024年1月23日

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とき
平成27年7月5日(日曜日)10時~11時
ところ
市役所本館12階1203会議室
参加者
各地区地域づくり活動団体(協議会)代表者 14人(男性14人)、市長、生活安全部長、その他関係市職員

今回のミーティングで出た主な意見

  • 各地域づくり協議会について
  • 今後の課題について

1 開会のあいさつ(事務局)

 それでは、お時間となりましたので、ただ今より「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」を開催させていただきます。
 この「鈴鹿(まち)づくりミーティング」につきましては、市長自身が最も大切に考えている対話と協働を進める上で、重要な事業でございます。そうした中で、このミーティングも平成23年度より回を重ねまして、各地域の皆様、そして各分野で活動をされてみえる活動団体の皆様との意見交換を行ってきました。今年度につきましては、本日が第1回目となります。申し遅れましたが、私は、この市長対話の担当部署の市民対話課長の吉崎と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、ミーティングに入る前に、事務連絡をさせていただきたいと思います。広報に掲載のために、写真撮影をさせていただきます事を、あらかじめご了承いただきたいと思います。また、会議録をつくらせていただく関係上、発言の際にはマイクをご使用いただきますようお願いします。また、会議録につきましては、お名前等の個人情報は伏せさせていただき、後日、鈴鹿市のホームページ上に掲載をさせていただきます。意見交換に入りましたら、進行は市長自らが対話形式で行います。終了は、11時頃を目処としておりますので、10時50分頃にはまとめに入りたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。本日は、報道関係の方も入ってみえますので、ご理解をお願いします。
 それでは、市長よろしくお願いします。

2 意見交換(ミーティング)

各地域づくり協議会について

(市長) 皆さん、おはようございます。本日は、各地区の地域づくり活動団体及び協議会の代表者の皆さんにおかれましては、大変ご多忙の中、「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」にご参加をいただきまして、誠にありがとうございます。また日ごろは、本市の市政運営に関しまして、皆様方には、ご尽力ご協力をいただいておりますこと、心からお礼を申し上げるところでございます。
 先ほどもお話がありました通り、市長に就任して以来、地域で開催される行事などへも可能な限り参加をさせていただきまして、市民の皆さまと一緒にまちづくりに取り組んでまいりました。今日は地域づくり協議会の14団体の皆様方にお越しいただいておりますが、「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」として、皆様方が一堂に会して、このように意見交換が出来る場というのは、大変大切な機会だと思っています。この後、限られている時間ですが、よろしくお願いします。
 私たちは、全地区にまちづくり協議会を立ち上げて頑張っていこうという大きな目標を立てています。その中で、住民自治を皆様方とどのように協働していくのか、これからの私どもの課題です。今日は、すでに立ち上がっている地域の皆様方ですので、その中でのいろいろな問題や、地域づくりのご紹介をいただけると思っています。ぜひ、素晴らしい時間に出来たらと思いますので、よろしくお願い申し上げまして、冒頭のごあいさつに代えさせていただきます。
 それでは、早速ですがミーティングに入りたいと思います。まず、順番に自己紹介を兼ねて地域づくり協議会などのご紹介などをお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。

(参加者) わが町加佐登まちづくり委員会の会長を仰せつかっています※※※※です。よろしくお願いします。加佐登のまちづくりの概略を説明させていただきます。
 今、加佐登には世帯数が1700弱ございまして、人口が5600人ほどで、自治会は10自治会です。私どもは、平成13年頃から、当時の農業委員さんや自治会長さんたちが集まって、なんとかみんなで協力して、いろんな事ができる団体をつくろうということが発端になっています。
 そしてまた、鈴鹿市の方で、まちを花で一杯にしようという話があった時に、私どもも思案をして、カンナの花でカンナロードをつくりました。荒神山とフラワーパーク、加佐登神社の前に三重用水がありますが、あの周辺をカンナで飾ろうという気運が出来ました。これについては、自治会長さんや農業委員さんだけでは出来ないので、公民館や地区市民センターを利用している他の団体も一緒になって植えようということで何年かかかって植えました。先日も周辺の草刈をしましたが、カンナロードは往復2キロメートルありますので、相当な距離ですが、有り難い事に三十数名の方がご出席をいただいて、草刈を終える事ができました。
 現在、まちづくり委員会には10の専門部があります。体育振興部、民生部、青少年育成部、女性部などがあります。そして、加佐登地区内相互で協力できる事は協力してやっていこうという事で、活動させていただいています。委員の方はトータルで180名ほどで、一生懸命やっていただいています。そうは言うものの、まちの方にまちづくり委員会が浸透していかないのではないかということで、広報に重点を置くことになり、昨年から、広報すずかの5日号、20日号と一緒に、まちづくり委員会のPRをさせていただいています。年間280万円ほどの予算でやらせていただいていますが、鈴鹿市や他のところからの補助金を合わせると、80万円くらいだと思いますので、どうしても200万円ほど不足します。当初から、1戸あたり1200円を頂戴してやらせていただいています。これについては、高いという意見も出ていますが、ご納得いただいています。これは、委員180名の方々の収入になるわけではなく、全て加佐登地区の皆さんにお返しするという主旨の基に運営しています。歳入の方は、行政からいただくものが全て各部に入るわけではなくて、まちづくり委員会の通帳に一本化されて、年に1回、各部と全員の前で予算のヒヤリングをして予算の割り当てをして、執行させてもらっています。

(参加者) 石薬師地区明るいまちづくり推進協議会の※※※※です。石薬師も、社会福祉や青少年の健全育成、体育文化の向上など、皆さんの協力を得て、住みよいまちづくりを推進するために発足しました。設立は、昭和55年8月ですので、今年で35年になります。委員としては、自治会長、民生委員、シニアクラブの代表、各学校関係者、子ども会育成会、体育振興会、交通安全協会、女性学級などの代表、警察官、消防分団長、その他自治会長が推薦した推進委員で行っています。
 主な行事としては、石薬師のふれあいフェスティバルがあります。去年は、11月16日に石薬師小学校の体育館周辺で行いました。参加人数は約800名で、公民館活動のサークル発表とか、農業委員さんによる農産物の即売、包括支援センターによる健康相談などを行いました。3月には、小学校体育館、旧東海道沿いで、まちづくりラリー、ウォークラリーなどを行いました。約300名の方が参加されました。また、包括支援センターの認知症サポート養成ということで、皆さん熱心に聞いていただきました。あと、景観形成事業ということで、年に4回、街道沿いの除草などを各自治会長と一緒に行っています。

(参加者) 牧田地区地域づくり協議会の※※※※です。今、お二方からお話を聞きましたが、早くからモデル地区になってみえますが、後で続いて立ち上げたのが、こちらの地区です。特徴だけ申し上げますと、地域づくり協議会の事務局は、市の職員ではありません。すべて地元の者がやっています。相当な事務量がありまして、例えば広報の発行、予算の決算、運営についても定例会を月1回、執行役員会は運営のための協議をします。定例役員会は事業を進めるために開きます。年間のすべての行事は、日程を決めて総会にはかります。牧田地区の特徴は、外国人の方が非常に多く、6500世帯1万6千人の中で、外国人の方は2千7、8百人はいます。相当の外国人の方が住んでみえますので、どこもやっていないと思いますが、多文化共生事業も行なっています。あと、もうひとつの特徴は、すべての団体、会社から商店会から発展会、他すべての企業が入って総会をします。ですから、総会はコミュニティセンターが一杯になります。その他、いくつかあるうちのひとつは、定五郎という人物を活かした地域づくり活動です。これは、本をつくったりアニメをつくったり、顕彰委員会事業として、子どもたちを集めて、いかだ流しをしたりしています。ネットでも、牧田地区の地域づくり協議会についての情報を発信していますので、またご覧いただければと思います。

(参加者) 稲生地区の※※※※です。私は顧問という立場で、今日は地域づくり協議会の会長は欠席ですが、私は自治会連合会の会長をしています。と言いますのは、今までの稲生の地域づくり協議会は、どちらかというと文化面を中心として活動してきたところに、頭に地域づくりという団体名を付けたといういきさつがあります。いわゆる、市でお話されています基本条例の方向にはまだいっていないです。ということで、将来的には地域づくり協議会は、市の基本条例に沿った形にしようという主旨で、去年から下地づくりをしながら、稲生地区全体をいろんな団体、主な団体10団体、全てで28団体ありますが、それをひとつにした形でつくろうという準備をしています。イメージ的には、いろんな団体を全部集めて先輩の地区に近い形にしようとしています。今、それをやっているのが、私たち連合会の方なので、今日は、皆さんのお話を聞いて勉強させていただきたいと思って来ました。

(参加者) 椿地区まちづくり協議会の※※※※です。椿地区としては、まちづくり委員会を始めて、あまり経っていませんが、行事としては、ふれあい縁日と花いっぱい運動として、毎年、小中学校の卒業生を対象に卒業記念植樹祭をしています。それと町民運動会です。そういった行事は、公民館と協力して行います。行事をするには準備は大変ですが、町民のふれあいとか、交流を考えると、こういった行事は大事だと思いますので、出来る限り長い間続けたいと思っています。

(参加者) 若松地域づくり協議会の※※※※です。若松も準備期間を含めて、地域づくり協議会は6年が経ちました。若松には30の団体機関がありまして、それを5つの部会に分けています。総務防犯部、生活環境部、健康福祉部、青年育成部、文化環境部、それぞれがいろいろな活動をしています。皆様方が横の連絡をとりながら、いろいろな活動をしています。これからも、その活動を幅広くやっていきたいと思っています。

(参加者) 一昨年までは、まちづくりの委員長をやっていましたが、自治会の理事になりましたので、現在は書記ということで頑張っています。マイタウン井田川まちづくり協議会は、平成18年4月1日に今の体制でキックオフしました。その後は、前任の方が試行錯誤してみえたと思います。その結果、農業振興部、青少年育成部、地域安全部、文化広報部、体育振興部、高齢者福祉部と6つの部があります。その上に、副委員長は各会長が兼務して、部長、委員とで、合計100名近くのスタッフがいます。マイタウン井田川まちづくりの目的としては、井田川地区全住民の参加の理念に基づき、相互交流と地域や地域生涯学習、青少年健全育成等の活動を通じて、住民自治意識と連帯意識を向上し、快適で住み良い安全安心なまちづくりをすると共に、年齢を問わず豊富な知識、経験を持った人材を掘り起こし、一丸となって魅力あるまちづくりに取り組むことを目的としています。それに基づいて、各部が活動し、年に2回総会を開催しています。各部から、前年度の取組、報告がなされ、また経費は年間250万円くらい掛かります。住民から、前期に1、500円、後期に800円と、1年間に世帯につき2、300円をいただいています。市の補助と合わせ250万円ほどで運営しています。
 また、昨年度の報告ですが、予算を審議して、次年度の目的や計画は、すべて各部で決めて、総会で協議します。各スタッフの方は、一丸となって力を合わせて、非常に軌道に乗ってきたというのが、私の感想です。

(参加者) 庄内の※※※※です。庄内地区は、10年ほど前は、地域づくりのメンバーは、各自治会長とか老人会長とか、あて職の集まりでやっていましたが、その方々の集まりでは、する事が前の踏襲ばかりで、なかなか新しい事に踏み込めないということで、それでは駄目だから、その方々には一旦退場していただいて、各自治会からやる気のある方を推薦していただいて、地域の活動の基軸となるような事をやってもらったらどうかと進めてきました。その結果として、子どものための行事、高齢者のための行事、地域全般の皆さんが集える行事など、あまり背伸びせずに3つくらいの大きな行事に集約して展開しているところです。例えば、この7月の夏休みの最初の18日には、子どもさんを対象にした、子ども夏祭りということで地域の子どもさんに集まっていただいて、夏休みの初日を楽しんでいただくような行事を計画しています。併せて9月には、どの地域でもされてみえると思いますが、高齢者の方を対象に、いきいき長寿をお祝いする会を開催します。特にこういった山間部の保守的な地域では、長きに渡り高齢者の方が支えてくれたという歴史もありますので、その方々が片隅に追いやられるような社会では駄目だということで、そういった方を表に出して、全面的にお祝いをしようという事で、表彰したり、多くの方に楽しんでいただく行事を計画しています。最後は、4月に桜祭りと銘打って、今年は桜が咲きましたが、桜が咲かない桜祭りというので有名で、昔、神社の境内の中で草競馬をやっていた歴史があるのですが、この場所で庄内の多くの方に集まっていただいて交流を深める行事をしようということで、現在では庄内地区内外から2500人から3000人の方が集まって、本当に盛大に行事を開催しているところです。ひとつ良かったと思うのは、自治会長が表に出てやっていると、どうしても硬い話に偏ってしまいますが、新しいメンバー構成で、柔軟な発想でいろいろな事を提案していただく組織になれた事が、一番の成果だったと思っています。

(参加者) 天名まちづくり協議会会長の※※※※です。天名まちづくり協議会は、今年で5年目で、設立準備委員会という名前が取れてまだ2年目です。我々の協議会のイメージは、まさに、いただいた鈴鹿市地域づくり支援制度に書かれているような感じで、各団体が連携している組織です。各団体というのは30団体ありまして、その代表を委員として何をやっていくのかを協議していきます。なかなか、4、5年ではまちづくりが浸透していないのが実態です。そのために、加佐登さんが仰られたような広報を我々もやっていますし、各団体でいろんな行事をしていますが、皆んなが集まる行事の中に参加させていただいてPRしていこうということで、目で見る広報関係と、実際の活動の中にまちづくり協議会の名前を入れていただくとか、そんな事をやっています。皆さんにお配りしました活動方針の中に、今年度の活動予定が書いてあります。こういった事を中心に活動させていただきます。特に、まちづくり協議会が力を入れてやっているのは、東北の大震災の翌年に発足したので、やはり、防災、減災、自助共助に力を入れています。あとは、皆さんの人のつながりです。絆づくりにも力を入れてやっている状況です。ただ、課題としては、高齢化がどんどん進んでいますので、この広報も目が見えないとか、参加するにも足腰が立たないという状況ですので、これからの課題かと思います。

(参加者) 合川地区地域づくりの※※※※と申します。合川地区は田園地帯で、市の中でも一番少子高齢化が進んでいる地域です。地域づくり協議会につきましては、3年間の準備期間を経て、今年の6月から新たに発足していて、3つの目標を持って進めようとしています。1つ目は、祭りとかスポーツ大会については、多くの方が気楽に参加できるものを更に活性化を図りたいということ。2つ目は、地域の核として合川小学校の支援を行っていくということです。非常に学童数が少なくなっていますが、4月から小規模特認校として認めていただきましたので、他の校区からみえる方の支援を含めて、学校を支援していきたいと思っています。3つ目が、防災関係ということで、二級河川中ノ川の氾濫防止、それから山間部もありますので、がけ崩れ、山崩れ対策などの防災関係の充実を図りたい。何をするかというと、ハード面は市、県、国でやってもらえますので、地区でやれることと言えば、過去の災害の検証を行って、伊勢湾台風などを経験された方が、すでに70、80歳になっていますので、今、その方々からいろんな事を聞いて、地区でどんな災害があったのかを、何かの図面にでも示して将来に残したいということを考えています。

(参加者) 郡山まちづくり協議会の※※※※です。郡山は、平成24年に準備委員会を発足して、今年の5月に協議会へということで、これからまちづくりの勉強をしなければいけないというところです。過去の準備期間を振り返ってみると、何が問題なのか、やはり、地域との連携というのは、まちづくりが単体で浮上してしまうような状況の中で、自治会等の連携、団体が30ほどありますので、この団体とどのようにつながっていくのかという事だと思います。学校区で7自治会がありますが、今期は、その中の5自治会から代表役員を出してもらいました。まちづくり協議会のメンバーとしてやってもらおうという取組をしています。また、非常に重要なのは、まちづくり単体でのいろんなイベントもありますが、今、基本的に進めているのが、地域団体と連携をして支援ができれば良いなということです。鈴鹿大学の文化祭が10月にありますので、ここでまちづくりが連携した形で地域のためにお役に立てば、という気持ちで進めなければいけないと思っていますが、なかなか難しい部分が沢山ありますので、諸先輩方の指導を受けながら、1年生として進めていきたいと思います。

(参加者) 庄野地区の※※※※です。実行委員会の会長と自治会の会長を兼ねてやっています。庄野地区は9つの自治会があって、世帯数は2千世帯ほどです。組織的には、会長が一人いて、副会長は他の自治会の会長が兼務でやってもらっています。その他、体育委員とか、老人会とか、福寿会など、総勢44人が組織として動いています。自分たちのまち庄野という形で、庄野地区のまちづくりは、庄野地区の住民が主役だということで、26年度は多岐の事業を展開しました。地区の住民全員参加によるふれあい広場、悪質商法の手口とその対処法についての講演会、8時半だよ全員集合のごみ拾い、庄野地区青少年町民会議主催による自然がいっぱい、これは小学生中学生を引き連れて町民会議の会長さんが自然体験をさせています。また、人に優しいまちづくり事業で「共に生きるために」という講演会を開催し、老人会や地域の行事のサポート等をしています。こういったことを、自分たちのまちの庄野ということのPRで、3月20日号の広報と一緒に配布しています。
 あと、7月7日に市の担当者が来られて、委員さん44名の勉強会をして、まちづくり協議会の進め方を勉強します。それから、公民館行事や自治会行事とタイアップしてやっていますが、公民館の担当者にメインをお願いしていますので、自治会の運営に切り替えてもいけるものがあるのではないかということで、自分たちで企画書をつくってセレクトをしている最中です。

(参加者) 神戸地区まちづくり協議会の※※※※です。神戸のまちづくり協議会は、昭和60年に発足しています。その当時のことは、私は全く知らないのですが、神戸の活性化のために、いろいろな行事をしていたんだろうと考えています。平成24年度に市政70周年を記念する事業として、神戸まちづくり協議会として、神戸宿めぐりを企画しました。皆さんもご存知だと思いますが、神戸にはお寺が沢山ありますので、鈴鹿市全域にPRさせていただいて、お寺巡りをしていただきました。25年度は、桜十景めぐりということで、神戸地区の神社、お寺、公園には桜が沢山ありますので、10景を選出した所を見ていただきました。昨年は、まだ桜が咲いていなかったということもあって、今年は、4月5日と日程も決めていましたが、雨に降られて本当に人数が少なくて残念でした。それから、6月に総会を開きましたが、新しい組織づくりということで、神戸地区というのは、自治会長のOBの方が沢山みえますので、その方を巻き込んで、新しい組織をつくることを考えています。今後も、桜十景めぐりを企画してPRさせていただきます。

(参加者) 長太地区まちづくり協議会設立準備委員会の※※※※です。長太地区には、十数年前から町民会議というものがあって、いろんな事をやっています。4つの部会で運動会を始め、踊りなどをやってきました。ということで、地域づくり協議会という話は、市の方から伺っていましたが、長太としてはそれほど深刻に考えていないところがありました。昨年、市全体で地域づくり協議会を立ち上げていきたいという方針が決まりましたので、昨年に自治会長レベルで話し合いをして、長太地区も立ち上げることになって、28団体で立ち上げをしました。まだ、1年経っていないですが、今までやってきて、今の制度、地域づくり協議会を推進するための仕組みをもう少し変えていただく必要があると痛切に感じています。今まで、ほとんどの地域は地区市民センターを中心になっていたと思いますが、長太の場合は、小学校、公民館単位というお話をいただいたのですが、なかなか難しいところがあります。これから智恵をお借りながら改善していきたいと考えています。

(市長) ありがとうございました。それぞれの地域づくりのご紹介や成り立ち、どのような事を実行していただいているのかを聞かせていただきました。今のお話を聞かせていただいて課題が見えてきたと思います。何故、他の地域では出来ないのかということも少し見えてきたと思います。私なりに、こと地域づくり協議会というものを考えさせていただいた時に、成り立ちはそれぞれこの14地域でも違うということと、それぞれの地域の中から、各世帯あたり資金をいただいて運営をしているという点、勿論、鈴鹿市から出させていただいている予算だけでは成り立たない事業が沢山あると思います。運営するにあたっては、資金の問題が出てきているということ、それから、地域づくり協議会の組織の在り方について、地域によっては全自治会が入っているところもあれば、他の地域では、それぞれの参加の意志を示した自治会が参加をしているところ、部会制を敷いているところもあれば、そうではないところもあるという問題もあるということ。今、仰っていただいたように、地区市民センターとの連携をどうとっていくか、あるいは、小学校単位でやっていくには、どのような連携がとれるかということ、あともうひとつ、町民会議さんとか、鈴鹿にはコミュニティ・スクールが全地区にありますので、そういったところとの違いといいますか、課題を私なりに考えさせていただきました。
 鈴鹿市は23の行政地域がありますので、この行政地域全てに立ち上げていくことが良いのか、もしくは、小学校区の地域で出来るのか、あるいは中学校区という地域もあります。多分、一斉に住民自治をやっていかなければならないことになると、できれば23の行政の地域を主体として、そこに自治会連合会との相互関係をきちんとしていく中で、長太や一ノ宮地域のようなところは、分区制度のようなものをとってやっていかなければならないのかと考えています。来年度は、新しい総合計画が始まってきますので、その総合計画を含めて皆さん方の地域と一緒に地域づくり協議会を立ち上げていこうという中で、鈴鹿市の組織も少し変えていこうと考えています。今の段階では、検討途中ですが、住民自治をしていくためには、本気で鈴鹿市役所がやっていかなければならないと思っています。これから、鈴鹿市は若干人口が減少していく中で、いろいろな地域で課題を挙げていただいたように高齢化の傾向にあります。この高齢化をどうやって乗り切っていくのか、地域包括ケアシステムも始まります。自分たちの地域で、自分たちの出来る事は自分たちでしようと、財政も厳しくなっていく中で、資金を一括交付してやっていただくには、この仕組みをしっかり立ち上げていかなければなりません。そのためにも、市役所の中でも地域振興ということを中心とした部署を立ち上げていこうと考えています。最初、※※※※会長が言っていただいたような資金面、※※※※会長や※※※※会長が言っていただいた自治会連合会とのつながりを、今それぞれどのようにやっていくべきかということを教えていただければと思います。特に牧田については、私どもが提案させていただいている組織についても、しっかりと立ち上げていただいていると思いますので、2、3お話を聞かせていただければと思います。加佐登地域は、自治会も全て入っていただいてみえると思いますが、資金面はいかがでしょうか。

今後の課題について

(参加者) 加佐登は、自治会がすべて入っていただいてますので、まずお金を集めていただくのは自治会長です。自治会長を抜いてまちづくりは出来ないと思います。自治会長さんのご協力が必要というのが基本です。今、当然少子高齢化に入っていますので、自分のところは自分たちでやっていかないといけないということで、自己資金というのは必要です。補助金に頼るのではなく自分たちでやっていこうという気運を盛り上げていくということが非常に大事だと思います。

(市長) 牧田も、運営費を集めてみえますか。

(参加者) 地域づくり協議会に対しては、お金はいただいておりませんが、自治会と一緒に立ち上げてきた経過の中で、自治会でもどの団体でもやっていない事をまず地域づくり協議会から始めるということで、先ほど仰られたような学校の支援の問題や子どもたちを自然環境に触れさせるということで、鈴鹿川の体験学習などを、他のいろんな団体と協働してやったり、多文化共生事業をやったりしているうちに、自治会の方が、なかなか自治会で出来ない事があるので、ぜひまちづくり協議会の方でやって欲しいと言われます。自治会長がやっていても同じ事の繰り返しで、批判ばかり出てくる、その批判にさらされている自治会長も辛いという話しの末に、事業が1つ2つ費用と共に依頼され、こちらでやっています。ただし、今までやってきたことを踏襲する形で自治会から言われるのであればやらないが、自分たちで考えて、みんなで話し合いをしてやっても良いのであればやるということで、運動会にもこだわらずスポレク委員会に変えたり、町民会議は子ども育成委員会に変えたり、どんどん内容を現実に合った物に変えていくというやり方をしてきました。予算は、それなりに大きくなってきて、今年は特別にDVDの作成があったので600万円ぐらいになりましたが、特別な事を除くと300~400万円です。
 先ほど、お話がありましたが、これから3年の間に全ての地区で立ち上げるという地域づくり協議会は、元々は小学校区の話がありました。これは、全国的にもその方向が一番取り組みやすいということですが、現実的にこれをやってしまうと、自治会との話し合いがなかなか進みませんし、昔から集落でやってきた農業や共済団体などを分断することになると、そこをどう話をつけたら良いのかという話ばかりになってしまって、肝心の地域づくりの立ち上げに相当の時間がかかってしまいます。分母の問題でいくのなら、将来小学校区に移行していくのなら話し合いの末、それで良いのですが、まずはやれる範囲で、どこかの自治会でやろうという所があれば、郡山のようにそこだけでいくかもわかりませんが、分母を30にせずとも一応地区にひとつ出来れば、他に良い影響を与えて、それぞれが良い地域づくりになればと思います。私も、そういう意味では、本当はこうあるべきだと理解はしていますが、牧田の場合、4つの小学校区を全て分断して立ち上げられるかと言うと、とても無理なので、そこはゆるやかな連合体でいきながら、話がつけば他の地区と話し合いをして独立していくのも、ひとつの手順かと思います。

(参加者) 郡山ですが、今、牧田のお話がありましたが、私のところは発足の背景が学校区でスタートしたということで、自治会支援の中、また地域団体支援の中から生まれてきたものでは無さそうです。そういう背景の中で、発足はしたものの、準備委員会期間を通して大きな反省は、自治会との連携が図れなかったことです。いろんな広報は毎月出しています。毎日の活動、週の活動、適宜の活動など広報はしていますが、参画が得られない状況が過去3年間です。ですから、今、言われたような学校区スタートというのは非常にあるべき姿だとは思いますが、やっている中では難易度が高くて、そういった苦労の中から、今年7自治会の中から代表役員として、まちづくり協議会のメンバーとして参加をしていただいています。そして活動した物を、自治会へフィードバックしてパイプ役をするという取組をしています。ただ、ここにもうひとつの問題があります。自治会でも、ひとつの自治会が30軒くらいで構成している所もあります。大きい所は600軒あります。そうすると、同じように自治会からまちづくりに役員を出すと、自治会の事もしないといけない、まちづくり活動もしなければいけないとなると、そこまでは出来ないという問題が発生します。徐々にとは思いますが、やはり学校区からのスタート、地域からの支援を受けながら学校区でスタートするのが理想だとは思いますが、そういう状況にはなっていないので苦しい状況です。

(参加者) 先ほども申し上げましたが、今の仕組みを変えていただきたいところが多いです。協働の指針でも明らかにされていますが、まちづくりの組織と市民活動団体は違うということ。ところが、今の要綱は、市民活動団体しか想定した要綱にしかなっていない、事業費として20、30万はありますが、あとは全部自分たちでやってくださいということです。結局、人、物、金が全然無い状態です。公民館も、あまり自由に使えない状態です。人、物、金が無い状態でやるようにという仕組みを変えていただかないと、鈴鹿市全体に広がるのは難しいと思います。

(参加者) 若松も27の自治会がありまして、その中で、学校区が若松小学校と愛宕小学校があります。それで、若松小学校区の中に20地区あって、愛宕小学校区に7地区あります。地域づくりというのは、若松地域づくりということで、1本でやっています。いろいろなイベントにおいても、子どもたちは、若松小学校を中心にしてやっていますので、愛宕小学校が参加する話もなかなか難しい話があります。行政としては、学校区と行政区の考え方について、今いろいろお話をお聞きしていますと、学校区なのかという感じも受けるのですが、これからいろいろ試行しながら、行政と学校区の間を取り持ちながら、催し物などをやっていこうと思っています。ただ、これに対しては難しい問題もあるので、どのような形でいったら良いのか、行政はどのような考え方でいるのか聞かせていただきたいと思っています。

(市長) いろいろなお話をいただきまして、見えてきた事もあります。私の考え方を述べさせていただきます。まちづくり協議会をつくるということは、これから皆さん方に自治をしていただくということをお願いしたいと思っています。勿論、自治会の皆さんにお願いをしていた、自治会活動もやっていただくのが前提ですが、その自治会がやっていただいているのが、まちづくり協議会がイコールになるような形をぜひやっていただけないかと思っています。ですので、先ほど仰っていただきましたが、今までやってきたのは市民活動団体を少しまちづくりという定義の中でつくろうということで進めてきました。それは、鈴鹿市でどんなことがまちづくり協議会で出来るかと模索をしながらきたところがありますので、そういう意味では、まちづくり協議会がどういうものなのかを分かっていただいたということは良かったと思いますし、今まで地域で出来なかったお祭りやイベントなどの地域活動をしていただく中で、子どもたちの健全育成や地域の防災活動というものを、皆さん方に知っていただく機会が広がったということは、非常に良い事だと思います。ただ、※※※※さんが仰られたように、文化活動から始まった地域づくり協議会ということになっているので、後でもう一度、包括をしようと思っても厳しいところや、ご苦労されているところがあると思います。来年度から地域振興をきちんとした部局を立ち上げていく中で、地域づくり支援員など、本市のこれからのやる気をどうしていくのかということが大事だと思いますので、今、言っていただいたような課題をクリアーしていきたいと思います。
 私、先日、甲賀市に視察に行ってきました。甲賀市はお隣の滋賀県ですが、全行政区に自治振興会が立ち上がっています。この自治振興会には、390の全ての自治会が、どこかのまちづくり協議会に入っています。今まで自治会さんにお渡しをしていた活動費なども全てまちづくり協議会を通してお願いをして、地域づくり協議会を部会制でやっていただいているところは、自治振興部とか、福祉部、育成部、体育部などでやっていただいています。甲賀市は合併がありましたので、合併を機に立ち上がったということですが、鈴鹿市は経緯は違いますが、これから住民自治をしていこうと思うと、やはり1軒ずつ運営費を集めていただくということもひとつですが、一括的な交付金を持っていただく中で、防犯灯や振興事業をどうするかということになってくると、今までやってきた町民会議とかコミュニティ・スクールなどと、どのように精査をしていくのか、どのように仕組みづくりをしていくのか、ということをきちんとお示しをさせていただかなければならない時期にきていると思っています。行政区でやろうと思っても、多分、長太地域は一ノ宮と離れていますし、若松も愛宕と離れています。その中で、育成の事業をするには、分区で分けてそれぞれ育成をしていただければ良いと思います。地域づくり協議会は、やはり全自治会に入っていただいて、自治会連合会と話をさせていただいて、これから自治会長さんたちと共に、やっていかなければならないと思っています。その中で、これから課題になってくるのは、民生委員さんとか農業委員さんとの連携をどうとっていくのかだと思います。
 私自身の考え方、来年度から地域づくり協議会をつくっていこうという考え方は、そういったことのもとに進めていきたいと考えています。そうでないとこれから、すべて行政だけでは成り立っていかないのですが、なにも地域づくり協議会に全てお任せするという訳ではなく、そのように自治振興を進めていけたらと思います。そのためにも行政も本気で地域振興をします。市の職員も地域支援員として、全庁一体となってそれぞれやっていこうと考えていますので、また、いろんな課題をぜひお教えいただきたいと思いますし、今までやってきていただいた地域づくり協議会の良さを残しながら、新たな仕組みづくりをしていきたいと思います。これは、私の考え方と意見です。ですから自治会連合会とのお話し合いの場とか、自治会連合会さんがこれからどのようにやっていくのか、そのようなことも含めて、今日は、14地域の方にお集まりいただきましたが、これを機に今後、このような会議をぜひ立ち上げていきたいです。そこには、オブザーバーでも良いですし、民生委員さんや農業委員さんの代表の方にも入っていただいて、地域づくり協議会をそれぞれつくり上げていくような会議を、今日のような機会をつくっていただけたらと思います。あまり、重荷に感じないでください。人も物も金も提供していこうと思ってますので、よろしくお願いします。

(参加者) 今、団体の役割分担などの整理をしていこうと話がありましたが、それには賛成です。まちづくりというのは、我々のところは、後から発足しましたので、各団体の隙間の部分をやっているような感じです。ですから、今ある地域団体の整理をするというのは、賛成です。もうひとつは、行政の支援、私が今一番困っているのは、縦割り組織です。ぜひ、これを地域支援の関係の部署の話がありましたが、地域窓口課とか、そこへ言えば全て分かるような、そんな事も考えていただきたいと思います。

(市長) 課レベルではなく部レベルでの編成を検討していきます。

(参加者) 郡山は、立ち上げて準備委員会からまだ4年目ですが、まちづくりが機能的に活動出来る物にお金は出していただいても、お金のやり繰りを考えないといけない、拠点的な物を重要視されているのか、我々は、根無し草のように拠点があって無いようなものです。資料は、まちづくりの会長が袋に持って自分の家に保管したり、また印刷物なども家では狭いからどこかで預かってくれないかといった状況です。
 地域の団体組織に対するまちづくりのあり方に関する支援、まちづくり活動がやりやすいような物的支援などが整ってくると、まちづくりそのもののモチベーションが上がる。今は、どちらかというと、まちづくりのメンバーというのは、地域からあまり支援が受けられない状態の中で好きな人がやっているんじゃないかという発想を受けやすいです。本来やらなければいけない事が、志を持ってやっている人たちのモチベーションを下げるような状況にならないような取組をして欲しいのが1点。もう1点は、3.11で被害に合った東日本の状況を見ると、今のまちづくりは、平常時にどうしていくか、地域の活性化はどうするかという事だと思います。災害が発生した時には、待った無しのはずです。防災のまちづくりという、ひとつのものの見方があるならば、まちづくりが早く進むか、いつまでたっても地域のまちづくりが出来ないかは、準備が出来ているか出来ていないかだと思います。少なくとも、これから鈴鹿のまちづくりはこれから出来るであろうと含めるならば、南海トラフ地震がくるまでに、あるべき姿を各々のまちづくりが持っていた時に、災害が発生して、私の地区のまちづくりはこういう形であって欲しいです。ですからお金くださいと行政にお願いできるように指導をしてもらう必要があるのではないでしょうか。

(参加者) 市長から地域自治を目指した地域づくりを進めるというお話がありましたが、私は、自治会連合会の方をやっていましたので、その必要性をすごく感じて、稲生地区は、今の地域づくり協議会の名前を変えます。それは、期間限定で、そして新たに新地域づくり協議会を地域自治のためにつくろうとしています。連合会長が自治会主体に各団体を集めて、新たな体制をつくります。今までの市の考え方からすると、今までの地域づくり協議会をリセットしても良いのかということもありますが、稲生地区については、将来を考えて一度リセットしようということで、現在の地域づくり協議会の会長も含めて皆さん同意して名前を変えようとしています。一応、地域全体で市からもらっている各団体への補助金は1千万円くらいあります。防犯灯など全て調べました。逆に1千万円を地域にいただいた時に、どんな重要な行事や施策をとっていくのかを、窓口になる新しい地域づくり協議会が考えていきます。そういう方向に向かって、今、月に1回会合しながら、いろんな団体や民生委員さんも入っていただいて構築している最中です。その辺では、市の方にはぜひ強いリーダーシップをお願いしたいと思います。

(市長) ありがとうございました。今まで、地域の事だから、地域に任せて地域の皆さんでお願いするという流れがあったと思いますが、やはり、地域自治、住民自治を、ここまで皆さん方がやってきていただいた経緯を、きちんと私どもも考えさせていただいて、やはり強いリーダーシップを持って、しっかり取り組んでいかなければ、なかなか全地域に地域づくり協議会は出来ないと思っています。今後、それぞれがまた、各地区市民センター所長も頑張っていますが、所長にだけに任せることなく、皆さん方と一緒に、職員も頑張っていきたいと思っています。ぜひ、これからもいろいろなお話を聞かせていただいて、また、地域の皆さん方が参加できるイベントもしていただくことで、賑わいをもった鈴鹿市になりますことをお願いさせていただきたいと思いますので、今後もよろしくお願いします。これで、鈴鹿づくりミーティングは終了とさせていただこうと思います、ありがとうございました。

※この会議録は、要約しています。

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