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平安時代から始まった
鈴鹿のお茶

お茶のイメージ写真1

三重県の北勢地方の茶の歴史は古く、今から一千年もの昔、平安時代にさかのぼります。

鈴鹿市の隣の、四日市市水沢地区冠山の麓の、飯盛山浄林寺の僧、玄庵が空海直伝の製茶法を伝承し、茶樹を植栽したことが始まりだとされています。

これが隣接する鈴鹿にも伝わり、鈴鹿のお茶のルーツになったと考えられています。

江戸時代には、参勤交代のため東海道を往来する諸大名が通過の際に茶を買い上げたことで、優れたお茶の産地となりました。

ただし、今日のように産業としての茶業の発達は、安政6年(1859)横浜港開港によって、茶が輸出作物となってからのことです。

明治17年には、アメリカやカナダに向けて四日市港から鈴鹿のお茶も輸出されるようになり、また、温暖な気候と西部台地の黒ぼく土壌の耕地条件は茶栽培に適し、その有利性をいかして茶園の面積も増加し、生産拡大が進められてきました。

農業の盛んな鈴鹿市は、
全国有数の「かぶせ茶」の産地です

鈴鹿市は、三重県の北中部に位置し、東は伊勢湾に臨み、北部から西南部にかけては海抜50m~150mの丘陵地を形成し、鈴鹿山脈から滋賀県に接しています。

年間平均気温が16℃余りと温暖な気候、特に西部台地の黒ぼく土壌で広い耕地条件は排水や通気性もよく、また、昼と夜の気温差が大きいことからもお茶の栽培に適しており良質なお茶が生産されています。

鈴鹿山麓地域を中心に広がる茶園では、香り高く上質な「煎茶」と、玉露のような味わいをもつといわれる「かぶせ茶」を中心に栽培されており、特に「かぶせ茶」の生産は全国有数の産地で、鈴鹿の特産品となっています。

ワンポイント
鈴鹿市と四日市市を合わせた
鈴鹿山麓地域での「かぶせ茶」は
全国一の生産量を誇ります!

また、近年では、てん茶(抹茶)の生産も増加しています。

  • ※黒ぼくとは・・・黒土とも呼ばれ、有機質が豊富で、養分を長く保つことができる土で、お茶の栽培に適しています。

かぶせ茶は
玉露と煎茶の中間に位置する
「いいとこ取り」のお茶

かぶせ茶は「旨みが強い」「渋味が少ない」「色合いが美しい」お茶です
黒い覆いをかぶせて栽培しているお茶畑の写真

かぶせ茶とは、収穫前の1~2週間程度、新芽に日光を遮る黒い覆いをかぶせて栽培するお茶のことです。直接日光を遮ることで、渋みが抑えられ、旨み成分を多く含むまろやかなお茶になります。

お茶の色は、鮮やかで艶のある深緑色をしており、「かぶせ香」「覆い香」と呼ばれる独特で上品な甘い香りがします。お茶の味は、まるで玉露のような濃厚なコクと、煎茶のような爽やかな味わいを併せ持っています。

鈴鹿のお茶農家さんたちが大切に育てた上質なかぶせ茶は世界に誇れる特産品になっています。

鈴鹿のお茶は世界に通ずキャンペーン「鈴鹿のかぶせ茶ティーバッグ」がおすすめ!
  • 限定一番茶ティーバッグの商品パッケージイメージ1
  • 限定一番茶ティーバッグの商品パッケージイメージ2
※パッケージデザインは2種類あります(中身は同じかぶせ茶です)

鈴鹿の恵まれた自然をいかして栽培される「かぶせ茶」。その一番茶だけを使った贅沢なティーバッグをご用意いたしました。

渋みを抑え、旨み成分を多く含むまろやかな味わいと美しい深緑色が特徴の上質な鈴鹿のかぶせ茶を手軽に楽しんでいただけます。お菓子のお供に、ちょっと一服したい時に、鈴鹿のかぶせ茶はいかがですか。

お茶をもっと美味しく淹れるための秘訣

お茶の種類一覧イメージ図

みなさん、お茶を淹れる際、やかんやポットから急須に直接お湯を注いでいませんか。実は、お茶には種類によって「適温」というものがあります。

例えば、高級茶として有名な「玉露」を淹れるならお湯の適温は約60℃、鈴鹿の特産品である「かぶせ茶」は約70℃、「煎茶」は約80℃といったところです。

お茶の旨み成分であるテアニン等は60℃以下の低温でも溶け出し、渋み成分のカテキンやカフェインは80度以上から多く溶け出すことから、お茶が持つ旨み成分を楽しむためには、それぞれのお茶の適温まで一旦お湯を冷ましてから淹れることが大切です。そのひと手間が、いつものお茶をもっと美味しく淹れるポイントです。(番茶・ほうじ茶・玄米茶などは90℃以上の熱湯で淹れたほうが、豊かな香りとともにおいしく飲むことができます。)

ティーバッグのお茶も同様に、その種類に応じた温度のお湯で淹れることで本来のお茶の旨みを楽しむことができます。

温度を意識すると、いつも飲んでいるお茶をもっと美味しく淹れることができます。

かぶせ茶のおいしい淹れ方
湯冷ましのイメージ写真
1湯冷まし

ポットのお湯を人数分の「茶碗」に8分目ほど入れます。お湯の温度が約10℃下がり、約90℃から約80℃になります。

茶葉の量のイメージ写真
2茶葉の量

茶葉を「急須」に入れます。茶葉の量は5人分で約10~15g。一人分約2~3gを目安とします。ティースプーン1杯が2~3gです。

蒸らすのイメージ写真
3蒸らす

「茶碗」からお湯を「急須」に入れます。お湯の温度が約10℃下がり約70℃になります。蓋をして約1分間、茶葉が開き「日本茶」が出るのを待ちます。

廻しつぎのイメージ写真
4廻しつぎ

「茶碗」に「廻しつぎ」をし、分量を均等に、濃淡のないようにして、最後の一滴まで注ぎ切ります。「廻しつぎ」は1→2→3→4→5→5→4→3→2→1→1→2→3→4→5の順です。

愛情とおもてなしの心のイメージ写真
5愛情とおもてなしの心

最後に、一番大切なポイントは、相手のことを思いやり入れてあげることです。心を込めて淹れたお茶が、1番おいしく味わうことができます。

  • ※90ccの湯呑で5人分の場合です。
  • ※2煎目もおいしく飲むことができます。2煎目はすでに茶葉が開いていますので、ポットから「急須」に入れ、すぐに茶碗に注いでください。
水出し茶のイメージ写真
夏場におすすめ!美味しい水出し茶

夏はひんやり美味しい、冷たい水出し茶がおすすめです。

水で抽出するため時間はかかりますが、低温でゆっくり抽出したお茶は、渋みが少なく、旨みが溶け出したまろやかな風味になります。(茶葉の量は、お湯で淹れるより多めにします。)

すずか茶んが教える美味しい水出し茶の淹れ方を見る
すずか茶んが教える美味しい水出し茶の淹れ方イラスト

鈴鹿市・鈴鹿市茶業組合の取り組み

鈴鹿市は鈴鹿市茶業組合と協同でお茶のおはなし会やさまざまなイベント会場でのお茶の振る舞いを実施しています。

鈴鹿市茶業組合
鈴鹿市茶業組合は主にお茶の製造工場を持つ60軒の農家で構成され、茶の品評会への出品や茶業技術の改善、消費拡大に向けた取り組みを行っています。
  • お茶のおはなし会のイメージ写真1
    お茶のおはなし会のイメージ写真2
    お茶のおはなし会

    市内の幼稚園や小学校などを対象に、お茶の歴史、製造方法、効能、おいしい淹れ方などを楽しく学ぶ「お茶のおはなし会」を多数開催し、毎年多くの方が受講されています。

  • 各種イベント会場でのお茶の振る舞いのイメージ写真1
    各種イベント会場でのお茶の振る舞いのイメージ写真2
    各種イベント会場でのお茶の振る舞い

    講演会やスポーツ大会など、1年を通して、さまざまなイベント会場でお茶の振る舞いや販売を行い、鈴鹿のお茶のPRを行います。