旨味成分がたっぷり
かぶせ茶は玉露と煎茶の中間に位置する「いいとこ取り」のお茶
かぶせ茶とは、収穫前の1~2週間程度、新芽に日光を遮る黒い覆いをかぶせて栽培するお茶のことです。直接日光を遮ることで、渋みが抑えられ、旨み成分を多く含むまろやかなお茶になります。
お茶の色は、鮮やかで艶のある深緑色をしており、「かぶせ香」「覆い香」と呼ばれる独特で上品な甘い香りがします。お茶の味は、まるで玉露のような濃厚なコクと、煎茶のような爽やかな味わいを併せ持っています。
鈴鹿のお茶農家さんたちが大切に育てた上質なかぶせ茶は世界に誇れる特産品になっています。
鈴鹿のお茶は世界に通ずキャンペーン 「鈴鹿のかぶせ茶ティーバッグ」がおすすめ!
鈴鹿の恵まれた自然をいかして栽培される「かぶせ茶」。その一番茶だけを使った贅沢なティーバッグをご用意いたしました。
渋みを抑え、旨み成分を多く含むまろやかな味わいと美しい深緑色が特徴の上質な鈴鹿のかぶせ茶を手軽に楽しんでいただけます。お菓子のお供に、ちょっと一服したい時に、鈴鹿のかぶせ茶はいかがですか。
鈴鹿のかぶせ茶ティーバッグを購入できるお店は次のリンクをご覧ください。
お茶をもっと美味しく淹れるための秘訣
みなさん、お茶を淹れる際、やかんやポットから急須に直接お湯を注いでいませんか。実は、お茶には種類によって「適温」というものがあります。
例えば、高級茶として有名な「玉露」を淹れるならお湯の適温は約60℃、鈴鹿の特産品である「かぶせ茶」は約70℃、「煎茶」は約80℃といったところです。
お茶の旨み成分であるテアニン等は60℃以下の低温でも溶け出し、渋み成分のカテキンやカフェインは80度以上から多く溶け出すことから、お茶が持つ旨み成分を楽しむためには、それぞれのお茶の適温まで一旦お湯を冷ましてから淹れることが大切です。そのひと手間が、いつものお茶をもっと美味しく淹れるポイントです。(番茶・ほうじ茶・玄米茶などは90℃以上の熱湯で淹れたほうが、豊かな香りとともにおいしく飲むことができます。)
ティーバッグのお茶も同様に、その種類に応じた温度のお湯で淹れることで本来のお茶の旨みを楽しむことができます。
温度を意識すると、いつも飲んでいるお茶をもっと美味しく淹れることができます。
かぶせ茶のおいしい淹れ方
- ※90ccの湯呑で5人分の場合です。
- ※2煎目もおいしく飲むことができます。2煎目はすでに茶葉が開いていますので、ポットから「急須」に入れ、すぐに茶碗に注いでください。
(1)湯冷まし
ポットのお湯を人数分の「茶碗」に8分ほど入れます。お湯の温度が約10℃下がり、約90℃から80℃になります。
(2)茶葉の量
茶葉を「急須」に入れます。茶葉の量は5人前で約10~15g。一人分約2~3gを目安とします。ティースプーン一杯が約2~3gです。
(3)蒸らす
「茶碗」からお湯を「急須」に入れます。お湯の温度が約10℃下がり約70℃になります。蓋をして約1分間、茶葉が開き「日本茶」が出るのを待ちます。
(4)廻しつぎ
「茶碗」に「廻しつぎ」をし、分量を均等に、濃淡のないようにして、最後の一滴まで注ぎ切ります。「廻しつぎ」は1→2→3→4→5→5→4→3→2→1→1→2→3→4→5の順です。
(5)愛情とおもてなしの心
最後に、一番大切なポイントは、相手のことを思いやり入れてあげることです。心を込めて淹れたお茶が、1番おいしく味わうことができます。
夏場におすすめ!美味しい水出し茶
夏はひんやり美味しい、冷たい水出し茶がおすすめです。
水で抽出するため時間はかかりますが、低温でゆっくり抽出したお茶は、渋みが少なく、旨みが溶け出したまろやかな風味になります。(茶葉の量は、お湯で淹れるより多めにします。)
すずか茶んが教える美味しい水出し茶の淹れ方
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