西之野古墳群











- タイトル
- 西之野5号墳
- タイトル(よみ)
- にしのの5ごうふん
- 解説
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王塚古墳(1号墳) 昭和45(1970)年国指定史跡
5~10号墳 昭和49(1974)年鈴鹿市指定
明治期の絵図には91基の古墳があったと記されていますが、昭和36年頃には前方後円墳3基を含め12基しか残っていなかったようです。発掘調査されたのは昭和36年に調査された4号墳が唯一で、多くは未発掘のまま消滅してしまいました。
1号墳は王塚と呼ばれ、長さ約62m、高さ6mもある大きな前方後円墳で、西之野古墳群の盟主的な存在です。その規模とともに馬蹄形にめぐる濠や周堤が明瞭に残っていることから、昭和45(1970)年に国の史跡に指定されました。後円部の中央には盗掘坑らしき凹みが認められますが、出土品は知られていません。古墳の形態から6世紀の築造と考えられます。
この1号墳の南には、整然と陪塚(6~10号墳)に囲まれた前方後円墳(5号墳)があります。5号墳の全長は30.5m、後円部の高さは3.4mと小型ですが、共伴する埴輪から5世紀中頃の築造とされ、鈴鹿市の史跡に指定されています。なお、5号墳から東へ500m離れた竹林にも、全長40~50mの前方後円墳が残されています(11号墳、通称椀塚)。 - 遺跡所在地
- 鈴鹿市国府町
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