稲生1・2号窯跡





- タイトル
- 稲生1・2号窯跡
- タイトル(よみ)
- いのういち・にごうかまあと
- 解説
- 昭和36年に鈴鹿サーキット建設に先立ち発掘調査を行いました。6世紀末から7世紀(飛鳥時代)にかけて須恵器を生産した窯跡です。稲生山丘陵の谷に面した東向き斜面を掘り抜いた窖窯(あながま)2基が平行するように築かれています。1号窯は,全長6.6m,最大幅1.55m,焼成部の傾斜は11°を測ります。2号窯は,全長は10.7m,焼成部の幅1.2m,傾斜は20度を測ります。前面の斜面下には東西11.5m×南北13.5mの灰や失敗品を捨てた灰原が広がっていました。
出土遺物の中には6世紀前半頃の須恵器や埴輪が混じっており,古墳時代の埴輪と須恵器を併焼した窯を飛鳥時代に再利用していた可能性も指摘されています。 - 遺跡所在地
- 鈴鹿市稲生町字稲生山
稲生1・2号窯跡の出土遺物
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