川原井瓦窯跡

ページ番号1017871  更新日 2026年10月1日

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写真:川原井瓦窯跡
1号窯(北から)
写真:川原井瓦窯跡
2・3号窯(北東から)
タイトル

川原井瓦窯跡

タイトル(よみ)
かわらいがようあと
解説

加佐登調整池の建設に伴って、昭和53~54(1978~1979)年にかけて発掘調査しました。椎山川右岸の河岸段丘の崖面に構築された瓦窯で、北に向いて開口した3基の窯が3~4m間隔で並列しています。

 いずれの窯跡もロストル式平窯とよばれるもので、幅1.6m、奥行き1.4mの焼成室に5条のロストルと6条の煙道がつくられています。さらに、煙道は奥壁の下部で2条が1条に集約され、3条の煙道となって垂直に立ち上がっています。

 焼かれた瓦には奈良時代後半の軒丸瓦、軒平瓦、丸瓦、平瓦のほかに、少量の塼(せん:レンガのこと)と鬼瓦があります。軒丸瓦と軒平瓦はいずれも3種類あり、国分町にある伊勢国分尼寺に同笵(どうはん)瓦があることから、同寺の専用瓦であったと考えられます。

 また、富山大学理学部地球科学教室の広岡公夫教授による地磁気測定調査の結果、真ん中の2号窯が760年±25年、1・3号窯は770年±20年という結果が出されていますが、これは奈良時代後半の年代で、焼かれた瓦から推定される年代と一致するものでした。

遺跡所在地
鈴鹿市加佐登町字川原井

川原井瓦窯跡の出土遺物

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