記者会見資料

[定例21/05/27]令和3年度鈴鹿市一般会計補正予算(第3号)等


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 新型コロナウイルス感染症に関しまして、日々の感染者数の状況、変異株の発生、病床使用率などが増加傾向にある中、実施期間を5月9日(日曜日)から5月31日(月曜日)とする「まん延防止等重点措置」が三重県に適用され、本市を含む12市町は、特に重点的に対策を講じる区域となっております。

 このことを受け、本市の文化・スポーツ施設、産業施設、生涯学習施設など、公共施設の開館時間を20時までに短縮するとともに、市民の皆さまに対し、さらなる感染防止策の徹底をお願いしているところでございます。

 このような厳しい状況の中、市民の皆さまや事業主などの皆さまにおかれましては、昨年度から、フェースシールド、飛沫防止パネルなど、さまざまな感染症対策用品、および「新型コロナウイルス感染症対策支援寄附金」のご寄附をいただきましたことに、心から御礼を申し上げますとともに、本市の取り組みにご理解とご協力を賜りますことにも、深く感謝を申し上げます。

 ご寄附をいただきました感染症対策用品につきましては、福祉、教育関係を中心に、各部署にて活用させていただき、また、「新型コロナウイルス感染症対策支援寄附金」につきましては、市内企業が開発しました足踏み式消毒液スタンド(幼児用41台、子供用58台、大人用81台の計180台)の購入に活用させていただき、4月下旬には市内の公立保育所・幼稚園・小中学校の全施設に設置いたしました。この場をお借りしまして、ご報告させていただきます。

 感染症の拡大に予断を許さない状況の中で、「三重県指針」ver.11に基づいた感染防止策の徹底をお願いしながらではございますが、経済および生活の支援に取り組み、また、市の施設の感染症対策を徹底するなど適切な措置を講じ、市民の皆さまが安心して生活していただくため、その対策に伴う第15弾となります補正予算案を、6月3日開会の定例議会で提案させていただく旨を、本日、議会運営委員会で説明させていただきました。

 それでは、提案議案の補正予算額について、説明申し上げます。

 議案第36号「令和3年度鈴鹿市一般会計補正予算(第3号)」につきましては、歳入歳出それぞれ3億9,247万 1,000円を増額するものでございます。これにより、補正後の一般会計の総額は、661億 7,119万1,000円となります。

 次に、議案第37号「令和3年度鈴鹿市水道事業会計補正予算(第1号)」につきましては、歳入歳出それぞれ121万7,000円を増額するものでございます。これにより、水道事業会計の総額は、70億7,270万7,000円となります。
 
 以上の補正予算案の中から、新型コロナウイルス感染症対策に係る予算の総額は、3億7,622万8,000円となります。

 内容としましては、大きく3つの目的からの対策となっておりまして、対策の1つ目は、感染症拡大防止策でございます。この対策には15予算事業で総額1億3,495万1,000円を計上しております。

 対策の2つ目は、生活支援策でございます。この対策には3予算事業で総額2億838万7,000円を計上しております。
 
 対策の3つ目は、経済対策でございます。1つの予算事業で3,289万円を計上しております。

 それでは、各対策別に事業の内容を説明いたします。

 まず、感染症拡大防止策でございます。「市管理施設・行政活動での感染症拡大防止」の取り組みでございますが、主な内容といたしまして、6つの取り組みを説明いたします。

 1点目は「本庁舎本館無線LAN環境の強化」でございますが、この庁舎本館の12階、13階の一部のエリアにおいて、無線LANの5ギガヘルツ帯の通信速度が不安定となる事象が生じておりますので、安定したインターネット利用環境を提供できるように、無線LANのアクセスポイントを増設いたします。

 2点目は「本庁舎 外線同時通話数の増設」でございますが、市民の方々から新型コロナウイルス感染症に関するさまざまなお問い合わせを、お電話により多数いただいている中で、本庁舎に設置されている電話交換機の同時通話数を増やすことで、通話中となりがちになっていることのご不便や不安を解消しようとするものでございます。

 3点目は「本庁舎本館1階市民ロビー、15階展望ロビーのテーブル・イス等の抗菌・抗ウイルス加工」でございます。不特定多数の方が途切れなくご利用いただく本庁舎本館1階の市民ロビーのソファーや戸籍記載台、15階展望ロビーのテーブル・イスなどに抗菌、抗ウイルス効果のある薬剤を吹き付けることにより、感染防止を図るものでございます。

 4点目は「本庁舎入口に来庁者検温ブースを設置」するものでございます。5月9日から「まん延防止等重点措置」が適用されておりますので、感染症拡大防止の対策を強化すべく、本庁舎本館南玄関に来庁者に対する検温ブースを業者委託により設置いたします。

 1点目から4点目の事業の詳細につきましては、本日お配りしました予算資料「令和3年度鈴鹿市一般会計補正予算(第3号)等総括」の6ページをご参照いただければと思います。

 5点目は「上下水道局庁舎入口に据置型の非接触式温度計を設置」するものでございますが、上下水道局の庁舎におきましても、来庁者の方や職員が安全にかつ、自発的に体温の測定ができるように、非接触式の赤外線温度計を設置するものでございます。

 こちらの事業の詳細につきましては、予算資料の11ページをご参照いただければと思いますが、市の一般会計で国の臨時交付金を受けまして、それを水道事業会計に繰出金として拠出して水道事業会計で執行するものでございまして、財政課と上下水道総務課でそれぞれ予算計上しております。

 6点目は「電子入札システムの導入」でございます。入札事務のIT化により、入札時に会場に集まった関係者が密の状態になることを避けるために、電子入札システムを導入しようとするものでございます。こちらの事業につきましては、予算資料の5ページをご参照いただければと思います。

 次に「救命救急・避難所での感染症拡大防止」でございますが、主な内容といたしまして、6つの取り組みを説明いたします。

 1点目は「リモート研修・会議等に必要なプロジェクター等の購入」でございます。コロナ禍におきましても、人命救助に関する研修や消防の各署所間での会議は最低限行っていかなければなりませんが、密の状況になることを避けるために、Web会議のシステムを活用して、リモートで実施できるようにするためのプロジェクターなどの機材を購入するものでございます。

 2点目は「救命講習におけるAEDトレーナーの購入」でございます。市民の方への応急手当に関する講習を実施しておりますが、講習時において密の状態になることを避けるために、AEDトレーナーを20体購入するものでございます。

 3点目は「救急車に積載する自動心臓マッサージシステムの購入」でございます。昨年度1台購入いたしましたが、患者さんの体に直接触れることなく心臓マッサージを行うことができる機材を導入することは、スムーズな救急搬送の実施と救急隊員の感染リスクの低減に寄与することになりますので、2台を追加で購入するものでございます。

 1点目から3点目の事業の詳細につきましては、予算資料の12ページから16ページをご参照いただければと思います。

 4点目は「避難所に備蓄する圧縮毛布や衛生用品等の購入」でございます。避難所での衛生環境を確保することから、各避難所で備蓄している圧縮毛布、非常用トイレ処理袋などの消耗品やCO2センサーなどの備品を購入するものでございます。

 5点目は「避難所に備蓄する消耗品や備品を保管する倉庫の設置」でございます。1点目で説明申し上げました消耗品や備品を、従来から拡充して備蓄することになりますので、各避難所において保管する場所が不足いたしますが、倉庫を設置することにより解消するものでございます。

 6点目は「津波対応収容避難所」における停電時電源切替装置の整備」でございます。津波対応収容避難所のうち天名小学校、箕田小学校、神戸中学校におきましては、昨年度に購入しました非常用発電機で発電した電力を避難所に直接供給する設備が整っておりませんので、供給可能となるよう整備するものでございます。

 4点目から6点目の事業の詳細につきましては、予算資料の17ページと18ページをご参照いただければと思います。

 次に「私立保育所等での感染症拡大防止」でございますが、2つの取り組みを説明いたします。

 1点目は私立保育所、私立認定こども園、私立幼稚園の職員の方が自費でPCR検査を受けた場合に、その費用の一部を補助しようとするものでございます。補助額としましては、検査費用から施設の負担分として2,000円を差し引いた額でございまして、職員の方1人につき上限2万円とし、2回までと設定しております。

 2点目は私立保育所及び私立認定こども園で消毒作業に従事する職員を雇用した場合に、その費用の一部を補助しようとするものでございます。補助額としましては、1施設につきまして年額120万円を上限に設定しております。

 これら2つの事業の詳細につきましては、予算資料の8ページ、9ページと19ページをご参照いただければと思います。

 次に生活支援策でございます。

 1点目の取り組みとしまして、「外国人市民の方への支援」でございます。コロナ禍において、外国人市民の方への多言語による分かりやすい説明や情報発信が課題となっております。そこで、市民対話課をはじめとしました外国人市民の方との相談窓口におきまして、多言語通訳システムのタブレット端末を3台増やし、システムの利用時間も300時間増やすことにより、相談体制を強化するものでございます。
 また、外国人市民に向けたホームページなどでの情報発信の多言語化に対応するために、翻訳機能のあるタブレットを導入するものでございます。本事業の詳細につきましては、予算資料の20ページをご参照いただければと思います。

 2点目の取り組みとしまして「子育て世帯への支援」でございます。この事業は国の施策により実施するものでございまして、先月15日に補正予算(第2号)として提案し、議決いただきました子育て世帯生活支援特別給付金につきましては、ひとり親世帯を対象にしたものですが、今回はそれ以外の低所得の子育て世帯を対象とした事業でございます。

 まず、本年4月分の児童手当か特別児童扶養手当を受けている方で、令和3年度分の住民税の均等割が非課税となっている方が対象となります。
 次に、本年度中に18歳になるまでの子、障害児については20歳未満の子の養育者で、令和3年度の住民税均等割が非課税であるかコロナの影響により非課税と同様の事情にある方が対象となります。
 ただいま申し上げた方を対象に、養育している児童1人当たり一律5万円を支給するものでございます。本事業の詳細につきましては、予算資料の21ページと22ページをご参照いただければと思います。

 最後は経済対策でございます。

 「鈴鹿のお茶は世界に通ずキャンペーン」と銘打ちまして、お茶の生産農家への支援を行います。鈴鹿茶の新たな需要創造、消費拡大とコロナ禍の影響による喫緊の課題である流通在庫の解消を目的としまして、鈴鹿茶の取扱い店舗の拡大、インターネット販売の拡大、高級ティーバッグ試供品の配布、飲食店での鈴鹿茶の提供といった取り組みを行いまして、今まで鈴鹿のお茶に関心がなかった層に対しても、鈴鹿茶の魅力を発信していくとともに、国内外を問わず販路を拡大できるようなきっかけづくりとなる取り組みを展開してまいります。本事業の詳細につきましては、予算資料の23ページをご参照いただければと思います。

 以上、今回の補正予算案に係る新型コロナウイルス感染症対策の事業を対策別に説明いたしました。その他の目的の事業につきましては、予算資料の24ページから27ページをご参照いただければと思います。

 なお、新型コロナウイルス感染症対策事業に伴う財源としましては、本市が独自に実施する事業につきましては、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当することとしております。また、国の施策である子育て世帯生活支援特別給付金につきましては、全額国庫補助金を充当することとしております。