記者会見資料

[定例20/10/14]鈴鹿市有形文化財の指定


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 今回の指定は、いずれも大黒屋光太夫関係の資料です。

 1件目の「極珍書」および2件目の「漂流船実録」は、若松地区に伝わった神昌丸漂流事件に関する書物で、地元で編纂され、転写本も少なく、貴重なものです。
 ほかの漂流記には見られない、この地域で神昌丸漂流事件がどう受け止められていたのかを示す数少ない史料として、市の有形文化財(古文書)に指定されました。

 最後に、3件目「小市の遺品」は、光太夫・磯吉と共に帰国したものの、根室で亡くなった小市が所持していたもので、亀山藩を通じて、小市の妻に引き渡されました。
 これらの遺品は、その当時、海外から入ってきたものを目にすることがほとんどなかった人々にとっては珍しく、各地で小市の追善供養と銘打った遺品の展覧会が開かれました。
 これら小市の遺品を裏付ける絵画や書物なども多く残されており、神昌丸漂流事件に関する実物資料として、市の有形文化財(歴史資料)に指定されました。

 今後は、鈴鹿市の歴史をひもとくうえで、重要な財産として保存し、活用を図ってまいります。