[定例16/04/28]新市指定文化財について
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一昨日の教育委員会4月定例会におきまして「吉澤桜島碑記」が市指定有形文化財歴史資料に指定されました。
同碑は、桜島町の吉田神社敷地内の東端に位置する石碑でありまして、江戸後期、玉垣村で行われた開墾の経緯や様子を記述したものです。
水利状況の改善のため、灌漑(かんがい)用ため池を、浚渫(しゅんせつ)した土砂を池の中央に積み上げて造った島に200本の桜が植えられ、その景観の素晴らしさが、当時の文人たちに愛されたといわれています。
島は「桜島」と命名され、現在地名として残っています。景観を配慮し、進められた開墾として貴重な事例ということからこの度、歴史資料として指定されました。