[定例14/09/19]「大黒屋光太夫記念館 第9回特別展」の開催について
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今回、大黒屋光太夫記念館において日本財団助成事業「船の科学館・海と船の博物館ネットワーク」の支援を活用し、第9回特別展といたしまして「光太夫を生んだ船文化‐白子廻船とその周辺‐」を開催いたします。
本市白子地区には、かつて廻船で栄えた湊があり、たくさんの千石船が行き交い、荷物の積み下ろしを行っていました。今では、その面影を偲ぶことは年々難しくなってきていますが、伊勢街道沿いには、古い家並みが今なお散見し、当時に思いを馳せることができます。
光太夫が、漂流中やロシアで発揮したリーダシップや判断力・交渉術などは、彼が伊勢湾最大の湊であった白子湊に属する白子廻船の船頭として培った才能でもありました。
今回の特別展では、光太夫を生んだ白子廻船を中心に、江戸時代の船文化について皆様にご紹介いたします。ひとりでも多くの皆様が郷土の文化と歴史に触れ、先人の偉業を知って頂ければ幸いです。