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未調理の食材や食べ残しなどで廃棄される食品ロス量は、全国推計値で年間約522万トンです。そのうち事業活動によって排出されたと考えられるものが約275万トン、家庭生活から排出されるものが約247万トンと推計されています。(令和2年度環境省推計値)
国では、これらの食品ロス削減に向けて、2000年度比で2030年までに半減させる目標を設定しています。また、食品ロス削減の取り組みを「国民運動」として推進するため、令和元年に「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行されました。本市においても食品ロス削減に向けて啓発を行っています。
ゼロカーボンシティの実現に向けて温室効果ガス排出量や食品ロスを削減するため、食品ロスとなる食材を寄附していただく市民の方に対してポイントを付与することで、環境配慮行動を促し、脱炭素型のライフスタイルへの転換を促進させることを目的としています。
また、本事業は、環境省の『食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業』を活用しています。
令和5年2月15日から「鈴鹿市フードドライブ推進事業」を開始し、市民の方から、家庭で消費できずに食品ロスとなる食材の寄附を募ります。
集まった食材は、子ども家庭支援課、鈴鹿市社会福祉協議会に提供し、食材を必要とされている方の生活支援につなげます。
また、 寄附していただいた市民の方に、ポイントカードを発行し、食材の重量に応じてポイントを付与し、10ポイント貯まると500円分のギフトカードを進呈します。
家庭で消費できない食材がありましたら、寄附いただきますようお願いします。
※フードドライブとは、家庭で消費できない食材を地域の団体や福祉施設などへ寄附する活動のことです。
缶詰、乾物、乾麺(パスタなど)、インスタント食品、レトルト食品、フリーズドライ食品、菓子、調味料、粉類、米 など
※缶やペットボトルなどの液体飲料、玄米は対象外となります。
市役所本館4階 環境政策課窓口
平日9時〜17時(土・日曜日、祝日、年末年始を除く)
家庭系のごみを減量するためには、家庭で排出されるごみの中の食品ロス削減が必要です。
家庭内の食品ロスモニター調査を実施することで、食品ロスになる要因や削減につながる効果的な意見などを収集し、食品ロス削減の取り組みに活用します。
食品ロスは、生産活動や食品販売事業でも多く発生しています。
これらの食品ロス削減に向けて、事業者に対して「食品ロスの削減の推進に関する法律」で定められた責務を周知するとともに、事業者と連携を図っていきます。
食品ロス削減に向けた取り組みとして、「食品ロス削減月間」である10月中、本庁舎に懸垂幕とのぼり旗を設置しています。また、環境省が作成したキャラクター「すぐたべくん」のポスターを活用するなどして、食品ロス削減の意識が広く浸透するよう周知を図っています。
![]() 懸垂幕 |
![]() のぼり旗 |
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本市は、「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」に参加しています。
「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンとして、外食やテイクアウト時において、料理は食べられる量を注文し、食べ残しをなくすように呼びかけています。
事業者の方や市民の皆さんも、「すぐたべくん」をダウンロードして、すぐに食べる商品の購入啓発に使用することができます。ぜひご活用ください。