文化財 よくある質問

ページ番号1008380  更新日 2024年2月15日

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質問遺跡(埋蔵文化財)って何ですか

回答

 遺跡(埋蔵文化財)とは「過去の人間活動の痕跡」で、一般に地下に埋蔵されているもののことです。集落跡や古墳、城館など、人間活動の結果生じたもので、さまざまな種類があり、鈴鹿市内には約1,300件の遺跡(埋蔵文化財)が登録されています。
 極端にいえば、昨日の人間活動の痕跡さえもすべて遺跡なのですが、文化庁は、戦国時代頃までを遺跡(埋蔵文化財)保護の対象として定義しています。
 ただし、地域にとって意義のある文化財と認められる場合には、江戸時代以降のものでも遺跡として扱うことが可能で、地域の実情に応じて決めることができます。鈴鹿市内では、白子代官所跡などがあります。
 住居跡や柱穴など、土地に直接残されたものを「遺構」、土器や石器などを「遺物」といいます。そして、この遺構と遺物によって構成されている全体を「遺跡」と呼んでいます。そのため、「遺跡はどこにでもある」といっても過言ではありません。古くからの集落や水田などは、昔の人が開発、開墾したものです。したがって、今の集落の地下に昔の集落跡が眠っている場合が多くあります。
 また、現代では人の住んでいない山林などでも、集落跡や古墳、窯跡などが存在していることがあります。
 このように、遺跡は特別なものではなく、とても身近に存在する歴史遺産なのです。

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